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2010年2月

16時間寝た

なんと16時間寝た。

昨日12時に寝て、起きたのが夕方の4時。疲れているなあ……とは感じていたが、本当に疲れていたのだなあ……と改めて感じた。16時間もずっと寝ていたというのは、これまでちょっと記憶がない。15時間というのはこれまで何度もあったような気がするけれど、16時間というのは……。すごいことだ。だって、一日があと8時間しかないのだから(笑)。

昨日も飲みに出ようと思っていたのだが、行かなくてよかった。

最近、HPのソフトが壊れて更新できない。直そうと思えば直せるのだろうが、気力がなくて直していない。

最近、携帯電話が故障していて、電話が通じない状態が1週間ほど続いている。携帯電話のお店がすぐ近くにあるので、対応しようと思えばできるのだが、対応していない。特に不便も感じない。

このまま携帯をもたない生活に切り替えようか……そんなことさえ思っている(笑)。電話がかかってくることのない生活というのはなかなかいいものである。

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きつかったなぁ…

2月の終わり。

研究会が5本。6日、7日、13日、20日、27日と4週間すべての週末に。ふだんならこの程度のことをきついと感じないのだけれど、今月は6日(土)に札幌でセミナー、7日(日)に帯広でセミナーという二日間が月初めにあったことが敗因である。

いや、実のところ、本当はこの両日の研究会が問題なのではない。

5日(金) 学年の飲み会で2時過ぎに帰宅。

6日(土) 中学校学級経営セミナー。17時に石川晋の車で帯広に移動。大雪の渋滞、高速ストップで5時間以上かかる。その後、22時過ぎから石川晋と飲み、ホテルで寝たのが4時近く。

7日(日) 野口塾in帯広。17時過ぎから野口先生、石川晋、幹也くん、森岡くんらとともに飲み会。更に21時頃から石川晋と二人で飲み始め、ホテルで寝たのが3時近く。

この3日間がぼくの2月を不調にしたのである(笑)。

校務の方も送別集会の準備やら年度末反省やらで、それなりに仕事があり、まあ、精神的に追われるというほどではないにしろ、講座準備の時間がなかなかとれない日が続いていた。結果、睡眠時間を削って講座準備をすることになってしまった。

これから3週間ほど週末に研究会のない日々が続く。次は20日(土)の伊達である。まあ、ゆっくりすることにしよう。

いや、3月は飲み会だけは目白押しである。学年の温泉旅行もあるし、生徒会役員との打ち上げもあるし……。それでもこういう会をぼくは楽しめる質だから大丈夫だろう。とにかく睡眠時間を削ってはいけないということだけは身にしみた2月だった(笑)。

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その他

すごく効率の悪い人です。手帳術は本当にためになりました。とにかく仕事の効率を上げる方法、あとは個人的に話す力、書く力をつけねば!基本の基本……(女性)

来年度は生徒会を持つだろうということ、担任を持つだろうと言うこと、国語科は私ひとりだろうということを言われていて、いまから心配ばかりしています。今後ともよろしくお願いいたします。(女性)

二人会 良かったです。この今回の会に出られなかった人はとても残念でしたね。楽しく、ためになりました。(男性)

ゆるくて、とても良いです。今後もこんな感じでお願いします。(女性)

次回も楽しみにしています。(女性)

これからのふたり会、ゲストの方々、講座、楽しみにしています。西川先生はよばないのですか? もしもむかえる日がきたならば…興味があります。(女性)

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講座4「〈ねばならない〉からの脱却 気楽に楽しく効果を高めるスキル、システム、そして思想」石川晋・堀裕嗣

講座4「〈ねばならない〉からの脱却 気楽に楽しく効果を高めるスキル、システム、そして思想」石川晋・堀裕嗣/14:45~16:45

評定平均は4.9

質問にひとつ一つ答えていただいて、なるほどと思うことが多かったです。石川先生と堀先生の対談(フリートーク形式゛ても)というのも聞いてみたいと思いました。(男性)

やはり元気になります。お二人のどういうご経験がお二人を作っているのでしょう! 10年後の自分を考え、今は耐える?というよりも、私が仕事が出来なさすぎなのが問題ありなので、少しでも能力を上げられるよう、これからもよろしくお願いします。(女性)

具体的で明確なお話を伺い、自分の中で「“やらなければならない”のにできない……」とモヤモヤしていた部分がスッキリしました。(女性)

質問に答えていくという方式がおもしろかつたです。この人数だからできる対談、すごく余暇ツタと思います。(男性)

楽しいディスカッションでした。お二人の言葉のひとつひとつが刺激になります。機会がありましたらまた来たいです。(女性)

楽しいQ&Aでした。教員ではない方の目線やお話が聞けるのも良いですね。(女性)

小学校は特に教師ひとりがクラス全員のメンタリティに合った役割を担えるわけがないと実感中です。ここ数年の実感です。石川先生や堀先生が「学び合い」の考え方にどう感じているのか、いつか聞いてみたいです。(女性)

気楽に楽しみながら、というところまでは行きませんが、少し肩の力を抜きながら取り組んでいきたいと思っています。また実践の中で疑問が出たものを持ってきたいと思っています。ありがとうございました。(男性)

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講座3「授業づくりも学級づくりも気楽になる~その思想とシステム~」堀裕嗣

講座3「授業づくりも学級づくりも気楽になる~その思想とシステム~」堀裕嗣/13:00~14:00

評定平均は4.9

授業についても学級経営についてもシステムがあるとスムーズになるという話には、たいへん納得しました。小学校の低学年でも授業のパターンがあって、その形で何回か授業すると、指示がなくてもできるようになりますし、落ち着いて授業を受けます。(男性)

システムをうまく作り出していくにはどうしたら良いのでしょう? 「ねばならない」はダメなのですか。私は子どもに対して「ねばならない」をたくさん?持っています。でも、全然徹底できないし、良いことではないというので…システム作りしてみます。考えよう。(女性)

ビデオとパソコンを使って、もっといろいろなものを制作できる力を身につけたいと思っています。(女性)

ソフトとシステムのお話、そのとおりだと思いました。授業のシステム作りしとても大切。「本来、教師が行うべき教授行為を学習者に分担させる」はなるほどと思いました。(男性)

“学べる”しくみづくり、メディアリテラシー、たいへん勉強になりました。たくさんヒントもありました。堀さんのVTR、つかった本物の授業、一度受けてみたいものです。ありがとうございました。(女性)

最近面白がって始めた映像づくりの使い方、一歩二歩先まで。ありがとうございました。(女性)

小学校(低)でも4人グループ交流システムみたいなもの、3回やればサッと動きました。授業づくり、確かに少しずつ気楽になってきているかも……。おもしろかったです。新書のようです。新しいビデオも見られてたのしかったです。(女性)

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講座2「授業づくりも学級づくりも楽しくなる~その思想とスキル~」石川晋

講座2「授業づくりも学級づくりも楽しくなる~その思想とスキル~」石川晋/10:30~12:00

評定平均は4.9

読み聞かせについて、とても興味深く聞きました。学習者レベルでの授業についてもっとくわしく聞いてみたいと思いました。(男性)

1時間半もの講座、すごいです。読み聞かせについて少しでも触れることができてよかったです。読み聞かせた後は何か感想を交流させたりするのでしょうか。絵本の力はすごいですね。読み聞かせが上手になりたいです。先日、『びんぼう神様』という本を読み、かみかみでした。(女性)

「“集団の力”を活かす授業」についてのお話を伺い、自分のつい最近の研究授業を振り返りました。学びのしかけについてもっと熟考できればと思います。(女性)

藤岡さんの4つのレベル、そのとおりですね。いまだ学習者のレベルにはなっていませんね。理論が根底にあっての学習者の視点、勉強になります。(男性)

私はとても楽しかったですヨ。気づきと感動がありました。何回も詩を読まされる中で、石川さんの言葉で「はっ」と気づくことができました。そこに深い学びがあるように思います。ありがとうございました。(女性)

“自分に近い”ところの授業という視点から、生徒も自分も楽しめるものをつくりたい欲求にかられました。最近忘れていた感覚です。ありがとうございました。(女性)

石川先生の考え方(?)の変化がわかりました。おもしろかったです。学習者の時代に入りつつあったのに、教育内容論にもどりはじめている、そこに思想もなく……というところがなるほどと思いました。これから、どのあたりから学習者論の授業づくりが主流になっていくのかかが楽しみです。自分のクラスの子ども達の反応がまさに今日の話とリンクしました。(女性)

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講座1「こんな時代でも楽しめる教師という仕事~教育観・仕事観・スキル~/石川晋・堀裕嗣

講座1「こんな時代でも楽しめる教師という仕事~教育観・仕事観・スキル~/石川晋・堀裕嗣/9:15~10:15

評定平均は4.9

遅れてきてしまい、石川先生の話を15分程しか聞くことができませんでした。それども色々、考えさせられます。教師という仕事は、自分の生活のためにしていると考えるのは私には難しく、日々悶々と考えてしまいます。成長している、将来ある生身の人間を相手にしているので……。でも、苦……(笑)(女性)

何に重点を置いて仕事をするのか、自分は何をがんばる教員になりたいのか、ということを最近ようやく考え始めました。とても参考になりました。(女性)

堀さんの改革など、戦略、戦術から参考になります。石川さんのワークショップの集団の力を使うはまさにWSの極意と思います。(男性)

おふたりの手法と考え方、参考になりました。(女性)

堀先生のお話……特に5)と7)に共感しました。新年度の提案、折り合いをつけたように感じさせるところまで考えているとは……! たくさんの先生方がこのような発想でお仕事できたら、学校はどう変わっていくのかと思いました。そんな日が来るとよいのですが。それぞれの役割がチームにならないと気持ち悪いですね、確かに。石川先生のお話……実感を伴ったお話、聴いている側もこれまで経験してきたことと重なる気づきがあったので、なんだかまた確信を得た感じになりました。「学び合い」と重なりました。(女性)

忙しいと考えなくなるので、ちょっと立ち止まって周りをよく見て、考える、ふりかえることが大事なことを思い出せました。(男性)

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第1回「ふたり会」

2010年度の一つのコンテンツとなっていく、堀裕嗣・石川晋「ふたり会」の第1回の学習会を終えた。次年度に4回の集会を開催していくために、プレ集会としてどのように進めていくかについて模索するためのものである。

次年度の「研究集団ことのは」セミナーの中心に国語科教育を据えるため、こうした学級経営や生徒指導、仕事術といったテーマについて取り上げ、掘り下げるセミナー形態を残しておきたいとの思いから、「ふたり会」を企画することになった。第2会以降はいまのところ、野中信行先生(5/16)、池田修先生(7/17)、上條晴夫先生(9/12)、桃崎剛寿先生(10/16)をお迎えする予定である。

コンセプトは「仕事を楽しむ」「無理をしない」「スキルとシステムを身につける」「自分のやりたいこと、やりがいを大切にする」「自分の得意技で勝負する」といったところ。要するに、他のセミナーのように「子どもたちのためにこういうふうに頑張らなければならない」とか「こうすればうまくいく」とか「こういうふうに考えなければならない」とかと主張するのではなく、かなり本音ベースで「こういうところは手を抜いて良い」とか「こんなふうに考えるとストレスにならない」とか「実はこんなふうにしかできないのが現実なのだ」とかいった、本音ベースの話が中心となる。

ぼくとしては、この会では毎回、他のセミナーでは提示しないような資料を提示していこうと考えている。主に現実的な仕事術に関する資料をである。取り敢えず昨日は自分の手帳のコピーだった。今後は教育実習生の実習手帳に対するコメントの実際とか、生徒や保護者とのメールのやりとりとか、保護者クレームにどのように対応したかとか、実際にあった生徒指導事案に関する事例報告とか、そういったものを中心的に取り上げようと考えている。

まあ、この会だけは気楽に、ゆるく、現実路線だけで提案していくことをコンセプトとしている。時間の使い方もものすごくゆるい。参加者の質問に答える時間も他の研究会とは違ってものすごく長い。お時間があったら、ご参加いただきたい。

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研究会案内/2月

私に関係する今後の研究会をご案内させていただきます。どうぞご参加いただき、お声がけいただければ幸いです。

2010.02.06/第13回中学校・学級経営セミナーin札幌
テーマ:時代の変容にどう対応するか~いま、もっとも語りたいこと~/札幌市生涯学習センター「ちえりあ」・3F研修室2/参加費3000円/堀裕嗣・森寛・山下幸・石川晋・田中幹也/終了

2010.02.07/野口塾in帯広
テーマ:習得・活用・探究の授業モデル・「読むこと」領域/帯広市十勝プラザ講習室402/参加費4000円/野口芳宏・堀裕嗣・森岡達昭・小林亮/終了

2010.02.13/第25回累積科学国語教育研究会in札幌
テーマ:学力向上・活用力向上への道 第一弾/新学習指導要領キーワード「習得・活用・探究」「言語活動例」~「話すこと・聞くこと」領域の学年別系統案~/札幌市生涯学習センター「ちえりあ」・3F研修室1/参加費3000円/大谷和明・横藤雅人・南山潤司・森寛・堀裕嗣/終了

2010.02.20/第11回国語科授業改革セミナーin札幌
テーマ:国語科授業づくり・AtoZ/話すこと・聞くこと編~教材研究から授業中の軌道修正まで~/札幌市生涯学習センター「ちえりあ」・2Fサークル活動室4/参加費3000円/堀裕嗣・森寛・山下幸/終了

2010.02.27/第5回教室実践力セミナーin札幌
テーマ:ふたり会/堀 裕嗣・石川 晋/〈教師〉は本来、楽しくやり甲斐のある仕事だったはず/授業づくりも学級づくりも楽しくなる〈教育観〉〈仕事観〉そして〈スキル〉/札幌市生涯学習センター「ちえりあ」・3F研修室2/参加費3000円/堀裕嗣・石川晋/終了

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いよいよ…

いよいよ、生徒にビデオの作り方を教え始めている。4月から学年協議会の副委員長として様々な場で活躍し、秋からは生徒会役員として少しずつ仕事を覚えてきた、そんな生徒にである。まずは送別集会のビデオである。

次年度からは、生徒にいかにビデオ映像をつくらせるかという実践が、コンテンツ化できそうである。

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WELCOME TO YOKOSUKA~into my heart~

「WELCOME TO YOKOSUKA~into my heart~」渡辺真知子/1983

511dkzsvmel__sl500_aa240_高校2年のときのアルバム。ずいぶんと聴いた記憶がある。洋楽ばかり聴いていた頃だったから、当時のぼくとしては割と珍しいことだった。よほど気に入ったのだろうと思う。

渡辺真知子はぼくがもう30年も聴き続け、すべてのアルバムをCDで買い直した数少ないシンガーである。いまはほとんどのアルバムにAMAZONで高値がついている。定価で買えるアルバムは少ない。

中でもこのアルバムは、「現在お取り扱いできません」となっている何枚かのアルバムの中の1枚で、なかなか完成度の高いアルバムである。オリジナルアルバムとしては8枚目。

アルバムコンセプトに渡辺真知子の生まれ故郷である「横須賀」を据え、力を入れてつくつていることがちょっと聴いただけでも伝わってくる。個人的には「罠 One Night Love」「中華街で乾杯」「男たち 女たち」「One Side Game」が好きだ。

【追伸】

この1週間、「渚でシャ・ラ・ラ」を聴き続けていて、久し振りにCDラジカセのCDを入れ替えた。おかげで「渚のシャ・ラ・ラ」を完全に覚えてしまった(笑)。たぶんこの1週間、毎日6時間くらい聴いていたと思う。

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講座4 「話し合い」指導/堀裕嗣

講座4 「話すこと・聞くこと」領域の授業づくり・AtoZ~私の方法/〈話し合い〉指導を中心に/堀裕嗣

評定平均は5.0

【参加者の声】

実際に活動してみると、話し合いの難しさと向上感が分かりました。上から見る目を意識して授業を行いたいです。(男性)

今まで敷居も高く、時数もかつかつで、取り組めなかった(取り組まなかった)ディベート。“マイクロ・ディベート” 本当に勉強になりました。3月の学年末テスト後に2年生でぜひやってみようと思います。(女性)

体験はどれも楽しかったのですが、話し合いもおもしろかったです。時間を上手く利用したいと思いました。(女性)

実践的で参考になった。(男性)

スリーテン、マイクロディベート、二つの体験を通して「上からの視点」を実感しました。今までは無意識でしたが、ふりかえってみると、そういう目で物事を考えたり、授業や会議を見つめるということは確かにありました。これを子どもに持たせるという発想は全くありませんでした。子ども達につけさせたい力がまた一つ、はっきりと意識することができました。(男性)

これまで、ディベートにはどちらかというと否定的で、授業で実践した際も、論理的思考力育成という面で、たしかに効果はあるけれど、もっと別の活動の方が効果的なんじゃないかというような思いがありました。しかし、今日のような3人一組でテンポよくやることで、より一層効果的なのだと実感し、勉強になりました。(男性)

生徒指導にも活かせる、魅力的な授業でした。(女性)

今回2回目のマイクロディベート体験でしたが、1回目で落としていたところの細かいところでのツメを理解できました。「評価意識」の重要性とそれを高める方法を知りました。自分の評価意識を高めることも意識していきたいと思います。(男性)

マイクロディベートの授業システムとそのノウハウに目からウロコ! 「イーグル・アイ」を持たせるために! ワークショップの授業のキモ! ものすごくためになりました。やってみます。(男性)

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講座3 「聞くこと」指導/森寛

講座3 「話すこと・聞くこと」領域の授業づくり・AtoZ~私の方法/〈聞くこと〉指導を中心に/森寛

評定平均は4.9

【参加者の声】

色々な活動を通して、「聞く」ことと「話す」ことの活動を絡ませることの意味が分かりました。又、授業作りの際に何を考えれば良いのか分かりました。(男性)

具体的に様々な授業例を体験することができて、すごく勉強になりました。もうお腹がいっぱいです(笑)。何度もテストで同じパターンの問題を出していましたが、パターンを変えた方が子ども達もいろいろな問題に取り組むきっかけになるのかなとも考えたり。難しいです。でも、頑張って実践していこうと思います。(女性)

行わない方が良い場合も含めて、非常に勉強になりました。(女性)

「授業でやっていないことはテストできいてはいけない!」という言葉が重たかったです。学期に1回、評価のためにリスニングをやってはいますが、その力を高める手立てを打っていませんでした。授業の延長上にテストがなければいけないという思いを新たにしました。(男性)

集中力のない自分にとって、気を張ってる時間が多くて、なかなか疲れましたが、初めての実践などが知れて、大変勉強になりました。(男性)

どれも即実践したいものばかりでした。(女性)

聞くことの指導の具体がたくさんの模擬授業を通してよく分かりました。実生活、実社会で生きて働く力、各教科等で生きて働く力をつける学習というのはこういうものなのだと思いました。貴重な資料をたくさんありがとうございます。(男性)

すごいなあ~!このリズムとテンポ。もうおなかいっぱいの感動です。「本で読んで知っている」というのは「知っているつもり」でした。体験を通すと、画像が動画に、モノクロが天然色カラーに……。自分の教室に持ち込んでみます。「活動の形態は繰り返しにちえるものを」 本当にそうだなあとしみじみしました。(男性)

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講座2 「話すこと・聞くこと」領域の教材開発/堀裕嗣

講座2 「話すこと・聞くこと」教材をどう開発するか/堀裕嗣

評定平均は4.9

【参加者の声】

具体的な実践の話をまじえながらの説明で、とても勉強になりました。「話すこと・聞くこと」で注意すべき指導事項について考えさせられて良かったです。(男性)

「話すこと」「聞くこと」それぞれの基本を知ることができて良かったです。今まで、どう評価すべきなのかという悩みが、基本を意識してやっていけば解消されそうです。(女性)

独話の言語技術は普段の自分の発言の見直しにもなりました。(女性)

漠然としていた「話すこと・聞くこと」に指針が与えられてよかった。(男性)

PPTは10月の時とほぼ同じだったような気がしますが(笑)。初めて聞くことが多かった気がしました。10月の内容と軽重を変えてお話しされていたのだと思いました。特に参考になったのは叙述系列のお話です。動的な発表、意識していきたいと思います。(男性)

これまで何度か聞いたことのある内容ではありましたが、これまでとはまた違った発見やエピソードなどがあり、非常に勉強になりました。(男性)

言語技術について、より具体的に知ることができ、嬉しかったです。(女性)

「教室ブレゼンテーション20」を全体を通して聴くことによって深まりました。書籍は読んでいましたし、授業で行ったこともあります。しかし、著した方から生で聴き、エピソードや実にワークを体感させていただいたことで記憶にも残りますし、実践に移しやすくなりました。傾聴・要約・情報聴取はパラレルに、批判聴取は発達段階を踏まえてというのが勉強になりました。(男性)

似た内容を聞いたことはありましたが、二度目でもとてもおもしろくためになりました。内容はもちろんのこと、モデルの示し方や体験のさせ方など方法の面でもたくさんの学びがありました。(男性)

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講座1「話すこと」指導/山下幸

講座1 「話すこと・聞くこと」領域の授業づくり・AtoZ~私の方法/〈話すこと〉指導を中心に/山下幸

評定平均は4.9

【参加者の声】

細かく作業を重ねていくうちに、だんだんと話すことに対する抵抗がなくなっていくのが体感できました。グループ活動も興味を引く内容で楽しく活動できました。(男性)

3人1グループだと練習もできるし、緊張感も減るので、子ども達のスピーチに対する堅苦しいイメージが薄れるので、ぜひ取り入れて行きたいと思いました。発表者を話している人の方を見てアイコンタクトをし、話さないなど、基本的なことなのに全くできていないな~と、改めて気付かされました。(女性)

スピーチとインタビューの組み合わせがとてもおもしろかったです。(女性)

10月の講座をベースに新たな切り口、新たな方法を提示して頂き、とても参考になりました。グループで行うことで練習ができる、抵抗がうすらぐというのは、なるほどと思いました。3人という人数の良さも実感しました。すぐ実践に生かせそうです。(男性)

グループスピーチ、グループインタビューというやり方は、今まで知りませんでした。一人ずつやるよりも、練習や反省により力を入れられると感じました。(男性)

グループスピーチはすぐに実践したいと思いました。グループインタビューはむずかしい……私がまず学ばなければと思いました。(女性)

書籍で読んで面白そうだなあと思っていたグループスピーチを体験することができて嬉しかったです。さらに、グループインタビューの体験、「人物紹介」へのつながりと発展していく。面白いし、力がつくし、絶対にやってみたい学習です。「人物紹介」も時間があればやってみたいことでした。(男性)

“体験は認識の泉” やってみて体験を通して「なるほどなあ」としみじみ考えさせられました。スッキリしたこと、ヒントをいただいたことなど、いっぱいありました。特にグループスピーチとグループインタビューは参考になりました。自分でもやってみます。(男性)

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「第11回国語科授業改革セミナー」終了

「第11回国語科授業改革セミナー」が終了。2月、4回目の研究会が終了し、あとは「ふたり会」を残すのみとなった。よくやってきたな、という感じ。どの研究会もぼくらとしては実り多いものとなり、更に新しい企画も生まれた。何より、新卒数年という若い先生方がたくさん参加してくださったり、ぼくらのセミナー初参加という先生方が多数見えられたり、新しい出会いがあったことがとても嬉しく感じられた。

どうやら、参加者に中学校の先生方が少しずつ増えてきているようで、これもまた嬉しい。

昨日は、仙台、遠野、函館、岩内、滝川、深川と、ずいぶん遠くからいらっしゃった参加者が多く、これまた嬉しくもあり、わざわざ遠くから来ていただいことに有り難さと申し訳なさとの入り交じった、複雑な気持ちを感じた。

プログラムはぼくが遅刻したために、

講座1が「話すこと」指導

講座2が「話すこと・聞くこと」教材の開発

講座3が「聞くこと」指導

講座4が「話し合い」指導

という1日となった。

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深浦加奈子&藤田まこと

20080827知らなかった。

深浦加奈子が亡くなっていたなんて……。

2008年8月25日のことだという。

ちょっとアングラっぽくて、冷たい顔をしながら裏で子を想う母親とか、ヒステリックな社長夫人とか、主人公の刑事を軽くあしらう口のかたいスナックのママとか、味のある名脇役だった。

今日、録画しておいた2時間サスペンスの再放送を見て、最近はどんな活躍をしているのだろうと検索をかけてみたら、なんと1年半も前に亡くなっていた。48歳だったという。なかなかいないタイプの女優だったので、とても残念である。

そんなことを考えていたら、なんと藤田まことが亡くなったと言う。子供の頃、毎週中村主水にしびれていた世代としては、ショックが大きい。

つい先日、「はぐれ刑事」の最終回を見たばかりだった。ずいぶんとやつれたなぁ……とは思っていたけれど。

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ふたり会の打ち合わせ

27日(土)のふたり会の打ち合わせが終わった。

とにかく、互いの講座は担当者におまかせ。対談はとにかく、徹底的に本音トークでいこう。とにかく本音。この会だけは全部本音でしゃべることしよう。ぼくらのはちゃめちゃ振りを正直に話そう。あとは流れにまかせよう。それでいい。

以上、終わり。

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企画したのはよいけれど……

喉の痛みがとれた。だるさと熱っぽさも抜けた。

そうなると仕事である。

20日(土)の講座資料が完成して、プリントアウトも完了した。「月刊ホームルーム」連載の4月号分も完成して送信した。いま企画を立てている累積国研の研究大会関係のメールも送信した。ふう……と一服。取り敢えず、あとは明日、20日の資料を印刷すればよい。

もう今日はこれ以上何もしなくてもいいのだが、今年はちょっと偉くなろうと決意している私は、27日(土)の講座の構想でも立ててみるかとちらしを見た。

第5回教室実践力セミナーin札幌/第1回・堀裕嗣・石川晋「ふたり会」

私の講座タイトルは「授業づくりも学級づくりも気楽になる~その思想とシステム」である。目が点になる。そんなものがあったら私が聞きたい。たぶん私のことだから、企画が立ったときはいい企画だと思ったのに違いない。しかし……。

期日が迫ってきて現実味を帯びてくると、なんともつくりづらい講座である。

確かに私は授業づくりも学級づくりも気楽にやっている。その気楽さの裏には、確かに思想らしきものもある。だが、それを具体するシステムを提案するとなると、気が遠くなる。あまりにも膨大なのである。とても90分くらいでしゃべれる内容ではない。こりゃどうしたものか……。

まあ、それでも近づいてくるとそれなりに形にする方法を思いつき、なんだかんだ言ってPPTをつくってしまうのに違いない。なんせ、この1年、そんなことの連続であったのだから。

それにしても、今回は難敵である。

石川晋はどうするのだろうか……。

考えても仕方がないときは寝るに限る。

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皇潤

三國連太郎と八千草薫が出演する「皇潤」のCMを見た。なんだか、言葉にできない感動を覚えた。

とは言っても、ぼくにとっての三國連太郎は「復讐するは我にあり」の榎津鎮雄だし、ぼくにとっては八千草薫は「俺たちの旅」のオメダのお母さんである(笑)。古くからの二人のファンには叱られそうだが、それでもなんとも言えぬ感動を覚えるのである。

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どうも風邪をひいたらしい

どうも風邪をひいたらしい。喉が痛くて熱っぽい。おやすみなさい。

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そんな感じである

最近、かつて親しかったのに長く疎遠になっていた人たちと再びつながり始めているのを感じている。ぼくが再び動き始めて、ぼくに協力してくれる人たちがいて、そして、その人たちがそれぞれにぼくがかつて親しかった人たちといまだにつながっていて……。難しいことじゃない。ちょっとだけ手を伸ばしてみると、「やあやあ、久し振りだねえ」とかつての雰囲気に一瞬で戻ってしまう。そんな感じである。

最近、かつて一生懸命に育てようとした人たちが真に力をつけ始めているのを感じている。かつてぼくがダメ出しにダメ出しを重ねて、ときにはへこんでしまった人たちが、再び躍動し始めている。ちゃんと自分の頭で考え、ちゃんと自分の言葉で提案できるようになってきている。ぼくらも同じように成長しているから、「まだまだだよ……」と嘯いているけれど、確かにぼくから見ても、彼らの提案内容に手応えをつかんでいる。そんな感じである。

最近、この10年、日常的につきあってきた人たちに安定感が出てきているのを感じている。安定感が出てくると、ある種のオーラを発し始める。確かに彼らにオーラが見え始めている。生涯一担任と決めた人、生涯一担任のまま退職した人、昇進試験を受けて管理職になった人、自分に自信をもてずに精一杯提案している人、少しずつ自分に自信を抱き始めている人、いろいろいるけれど、みんな自分なりの輝きを放ち始めている。そんな感じである。

最近、「研究集団ことのは」の研究会に集う先生方が、ものすごい先生に見えることがある。自分の教室でやっていることをそのままもってきているだけなのに、ぼくの提案や野口さんの提案を下敷きにしているのに、だれかの提案を下敷きにはしているのに、ぼくには思いつかないような、ぼくには考えられないアレンジを施して、オリジナリティを醸し出すようになってきている。ぼくが以前からずっと言い続けてきた「提案性」を発揮するようになってきている。そんな感じである。

最近、「教師力BRUSH-UPセミナー」に集う人々がどんどん増えてきている。それもかつて親しかった実力者、新進気鋭の中堅、元気いっぱいの若手、バランスよく増えてきている。ものすごい団体に生まれ変わろうとしている。何かが生まれ、創造する集団になっていく匂いがする。勢いのある人材が各地にいて、いろいろなプロジェクトが生まれるゆるやかなネットワーク……ぼくが昔から夢みた形に一歩一歩近づいてきている予感がある。そんな感じである。

最近、北海道に再び、民間教育の復興が来そうな予感がある。なんだか、みんなが、肉体的には疲れながらも精神的には元気になってきている、そんな予感がある。それぞれがいま現在の課題を意識しながら、例えばアウトプットをしたいと思ったり、例えばインプットをする時期だと感じたりしながら、それぞれに一歩前に進み出している。そんな感じである。

人のアウトプット意欲にも、インプット意欲にも、行動意欲にも、バイオリズムがある。それは当然である。ある人が活動的になれば、ある人が沈黙に向かう。ある人がはばたけば、ある人がさなぎになる。しかし、集う者全員が沈黙したりさなぎになったりするわけではない。いつだって新しい若者が現れ、いつだってだれかが沈黙を破り、だれかが孵化する。大切なのは新しい若者が現れたり、沈黙を破るものが出たり、孵化する者が出たとき、そこに躍動する場が保障されていることである。いつだって、躍動したい者にとって躍動する場が保障されている状態、それをつくるために必要なことは、そのときに元気な人間はそのときに躍動の場をつくってやることである。いま元気な者はその元気を自分のためだけに使わずに、新たな勢力の活躍の場をつくらねばならないのだ。

どうやら、今年はぼくの番のようだ。ぼくもこうした活動をして長いので、自分のバイオリズムもわかっている。疲弊するまで3年ぐらい頑張ってみよう。

そんな感じである。

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登壇者の声

登壇者の方々がブログに今回の累積国研について、コメントを寄せてくれているので、ご紹介します。

加藤恭子先生藤原友和先生大野睦仁先生大谷和明先生

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講座3「『話すこと・聞くこと』領域の学年別指導事項の提案」

14:00~15:00
講座3 「話すこと・聞くこと」領域の学年別指導事項の提案
14:00~14:15 提案1:藤原友和(函館・小学校)
14:15~14:30 提案2:大野睦仁(札幌・小学校)
14:30~14:45 提案3:高橋裕章(札幌・小学校)
14:45~15:00 提案4:山下 幸(札幌・中学校)

15:15~16:45
講座4 「話すこと・聞くこと」領域の学年別指導事項の検討
司会:堀 裕嗣/藤原友和・大野睦仁・高橋裕章・山下 幸
指定討論者:大谷和明・横藤雅人・南山潤司・森  寛

【藤原友和先生】評定平均4.2

低学年ではどのように力をつけたらよいかわからなかったので、勉強になった。(男性)

良い資料、ありがとうございます。(女性)

伝えたいこと第一! とても共感しました。(女性)

丁寧にまとめられた資料で、教室での実践とあわせて使っていきたいと思いました。(男性)

高に行くにしたがって非言語コミュニケーションは取り扱われていない現実があるということがわかった。(女性)

段階に応じた指導事項が求められ、子どもを見る目を養いたいと思います。(男性)

【大野睦仁先生】評定平均は4.4

一目で見える形だったのですで、すごく見やすかったです。(男性)

良い資料、ありがとうございます。(女性)

子ども達の実態を考え、この様に考えていくことが大切だと思いました。(女性)

1枚の表にまとめてあるので、シンプルでわかりやすかったです。(男性)

提案内容には納得できるものが多かった。(女性)

指導事項を二つに分け、より具体的な目標を考えることができました。(男性)

チャレンジがよかったよー(男性)

【高橋裕章先生】評定平均は4.2

具体的な活動例があってわかりやすかった。(男性)

良い資料、ありがとうございます。(女性)

活用力のとらえ方、納得させられました。(女性)

活用を意識した活動例が入っているのは参考になります。(男性)

活動例が参考になった。対話と会話のちがいが自分の中であいまいです。(女性)

報告・体験を場の設定の中にどのように取り入れるか考えることができました。(男性)

【山下幸先生】評定平均は4.3

このようなものが作れるように頑張ります。(男性)

良い資料、ありがとうございます。(女性)

子どもたちの活動する姿が思い浮かび、直接結びつく系統性だと思いました。(女性)

中学校とのつながりも意識して、系統的に指導していく必要があると思いました。(男性)

中学校の目標・内容をはじめて知りました。マイクロ・ディベートやトライアングル・トーク、活動例が具体的で参考になりました。(女性)

言語知識の領域を系列、聴取別に分けることで、技術をより意識することができました。(男性)

【研究協議】評定平均は5.0

今日はありがとうございました。次回も参加したいと思いました。(女性)

指導要領の変わった部分だけを見るのではなく、もっと大きく捉える必要があるのだとわかりました。(男性)

頭をつかいましたが肘洋におもしろかったです。一つのことを掘り下げて話すことの楽しさを感じました。聞いているだけでも。(女性)

目の前にいる子どもをしっかりと観察して、「子どもを見る目」を鍛えたいと思います。(男性)

授業も提案もとても良かったです。いい刺激になりました。(男性)

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講座2「『話すこと・聞くこと』領域の指導事項・20+α」

13:00~13:50
講座2 「話すこと・聞くこと」領域の指導事項・20+α/堀 裕嗣

評定平均は4.8

あっという間の50分。もっともっと話を聞きたかったです。(男性)

実践できる場があり、楽しかったです。すぐに実践したくなる講座でした。(女性)

3年生でもできるとは……。ぜひやってみたいと思いました。(女性)

ただ単に話したいことを話すのではなく、聴衆分析が大切だということを知りました。以前に聞いたことがあるのですが、教室プレゼンテーション20の技術をもう一度聞いてみたかったです。(男性)

聴衆分析をすることで聞き手をとらえる視点が改善されました。(男性)

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講座1「活用力を高める『話すこと・聞くこと』領域の授業づくり」

講座1 活用力を高める「話すこと・聞くこと」領域の授業づくり
9:15~9:45 模擬授業1・小学校実践 加藤恭子(胆振・小学校)
9:45~10:15 模擬授業2・小学校実践 山口淳一(札幌・小学校)
10:15~10:45 模擬授業3・中学校実践 小林 智(旭川・中学校)
11:00~12:00 研究協議「話すこと・聞くこと」領域の活用力とは何か
司会:森  寛/指定討論者:大谷和明・横藤雅人・南山潤司・山下 幸

【模擬授業1】加藤恭子先生

評定平均は4.0

「スイミー」の本を具体的に使い、すぐに役立ち、参加してよかったです。(女性)

題名を改めてつけ直すという作業で、悩んで頭を使いました。物語の順番を考える時間がもう少しあると良かったです。(男性)

「スイミー」って何でしたか?の伏線に気づかなかったバカです(笑)。活用して読み深める。だから活用させたい場をつくりあげるってことかと思った。(女性)

読み聞かせを通して客観的に見つめ直すことができる授業でした。何ができて、何ができなかったのか項目として比較できました。(男性)

どうしても「読む」(理解)領域のウエイトが大きくなって、「話すこと・聞くこと」領域の授業づくりとしては難しいですね。(男性)

おつかれ様でした。トップバッターとして大変だったと思います。何をするのかをもう少しくわしく教えていただけるとわかりやすかったと思います。(男性)

【山口淳一先生】

評定平均は4.4

現場ですぐに使えることがたくさんありました。ありがとうございます。(女性)

朝のスピーチで使ってみたいと思いました。新聞記事を使うというのはいいですね。(女性)

写真には多くの情報が含まれているので、いろいろな対話ができました。(男性)

相手に取材するとき、相手は聞かれたこと以外に答えていいのかどうかがはっきりしなかったので、「対話」にならなかった。(女性)

5W1Hを整理して聞き手に伝えるべき情報をその場で取捨選択できた。様々な方法を子ども達が発見することができるのではないかと感じました。(男性)

低学年設定としたら難しいけれど、高学年なら使える授業だったと思う。(男性)

おつかれ様でした。写真だけを手がかりにしてスピーチするのは、とてもおもしろいと思いました。(男性)

【小林智先生】

評定平均は4.5

話を聞かせる時にどうしたちら良いか考えていたのですが、立って目が合うと座るがよかったです。(女性)

アイコンタクトにしぼってスピーチするとは考えもつきませんでした。(女性)

一人一人スピーチさせる活動時間の保障が大切だと感じました。実際に前に出てのスピーチ、緊張しました。子どもの気持ちになりました。(男性)

中学生にとっては、いくつかの視点の説明が必要だったのではと思いました。アイコンタクト以外を意識できなかった。(女性)

アイコンタクトを話し手、聞き手に分け、他者意識を自覚させる授業でした。(男性)

旭川の時よりグレードアップしてたな~。笑いをとれるというところがテクニシャンだよー。(男性)

おつかれ様でした。アイコンタクトを意識することで、やれるようになることを体感しました。活動することで楽しく学べました。(男性)

【研究協議】

評定は4.8

おもしろく、時間がたつのがあっという間でした。すごく勉強になった。(女性)

根底には意欲、自分が好き等の気持ちの上に活用力が成り立っていると実感しました。(女性)

それぞれの先生方の活用力の提案を聞いて、普段、考えてみたこともなかった活用力について自分でも考えてみることができました。(男性)

加藤先生と他の先生方の土台がちがう気がしました。目的と方法ぐらいのちがいかなと……。(女性)

3つの模擬授業に明確な解説と改善点を解説していただき、とても分かりやすかった。(男性)

活用力について様々な方の考えが聞けて大変勉強になりました。今のところは「蓄積された知識を相手を意識して使える能力」だと思います。(男性)

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第25回累積国研終了

狭い会場。提案者と参加者の距離の近さ。

提案者の真摯な姿勢。しっかり勉強し、まとめてきたことがわかる提案。

指定討論者のコメントの的確さ。そして即興の模擬授業。

見事に機能した会となった。「話すこと・聞くこと」領域の課題のすべてが提示されたと言っても過言ではない。あとは参加者の一人ひとりがどう活かしていくか、ということである。

午前中は加藤恭子先生、山口淳一先生、小林智先生による「話すこと・聞くこと」領域の活用力を提案した模擬授業。これがバラエティに富んでいて、提案性が高い代わりに斬り捨てている部分もあって、授業づくりの優先順位を考えるのにとても有効だった。やはり、研究的模擬授業というものは、こういう思い切った提案がいい。

研究協議は森くんの司会。指定討論者に山下幸先生、大谷和明先生、横藤雅人先生、南山潤司先生という布陣である。これも指摘が的確なだけでなく、即興模擬授業を交えたり、活用力という流行語の意味合いから指導要領への向かい方を指摘したりと、なかなかエンターテインメント性があった。

午後からはぼくの聴衆分析講座。これはよくやっているもので、累積でも何度か提案したものだと思うのだが、初めての参加者が多かったのでこれを提案。まずまずの評価をいただいた。

更に、藤原友和先生、大野睦仁先生、高橋裕章先生、山下幸先生による「話すこと・聞くこと」領域の新指導要領を意識しての学年別系統試案。これがそれぞれの寄って立つ実践が垣間見えるような提案で、議論を呼ぶ。

研究協議はぼくが司会。何かの方向性を意識してどこかへ持って行こうとせず、提案者、そして指定討論者に好きなだけ好きなことを語っていただき、参加者は必要だと思ったことに関してのみメモをとればいいというスタンスで進めていった。その結果、ずいぶんと高度な話題が展開される、ものすごい協議になった。横藤さんの20分独演会、森くんの実践者のあるべき態度、大谷さんの大前研一まで出しての教育のあるべき姿の提唱、どれもこれも根本から考えさせる提案が並んだ。

それに加えて、大野さんが様々な批判に対して、主体性をもって反論。それがずいぶんと説得力のある反論で、参加者をだまらせていたのが楽しかった。大野さんの提案に批判が集中したのは、簡単に言えば、大野さんのまとめ方があまりにもうまくて、参加者にとってわかりやすかったらからだ。わかったからこそ、批判もできたのである。それが本当のところだと思う。とにかく素晴らしい提案だった。

その後の宴会は10人以上が参加しての大宴会。最初から最後まで、議論と大爆笑の続く3時間だった。

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渚でシャララ/涙がこぼれちゃう

「渚でシャララ/涙がこぼれちゃう」 JULIE with THE WILD ONES/2010.02.10

51gcit6el__sl500_aa240_なんとなんと、沢田研二とワイルドワンズのコラボ、それも新譜である。「沢田研二 with 加瀬邦彦・鳥塚しげき・植田芳暁・島英二」のクレジット。たまらないではありませんか(笑)。

それも「渚でシャララ」です。「想い出の渚」ですか? それとも「渚のラブレター」ですか? おそらく両方を下敷きにしているのでしょうね。GSが四十数年の時を隔てて、みんな還暦を過ぎて、見事にPOPな失恋ソングに仕上げています。いや~、たまらん。

もちろん沢田研二がメインボーカルですが、タイトル曲には鳥さんと植田さんのソロもあります。ジャケットも洒落てていいです。

なんと近々、アルバムもリリースされるようです。これまたなんとも楽しみ。

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告白ーCONFESSIONー

「告白-CONFESSION」沢田研二 Co-CoLo/1988

110231e29fa00ae3b1d09110_l__sl500_21988年。amazonのレビューを読むと、それほど評価が高くない。やっぱり沢田研二にとっては80年代半ばから90年代前半というのは冬の時代だったのだなあ……と改めて感じた。まあ、スキャンダルにまみれて、テレビにもほとんど出演することのない時代でしたからねえ。

でも、さきほども書いたけれど、この時期の沢田研二はほんとうにいい。何かを削ぎ落として、等身大のスタンスで、エンターテインメントに偏りすぎず、ちゃんと〈音楽〉をつくっていたような時期である。Co-CoLoはそのスタンスづくりに大きく貢献している。

このアルバムは先ほど紹介した「夜のみだらな鳥達」の次のアルバムで、全曲沢田研二の作詞。5曲目に「明星」という曲があって、当時の沢田研二の置かれた状況、そして彼の想いがストレートに綴られている名曲。大人の歌詞である。一切の無駄をはぶいたようなアレンジもとてもいい。

「超」のつく名盤だと思っている。

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第25回累積国研in札幌

土曜日の累積国研の指導案がMLに挙がってきている。「話すこと・聞くこと領域の活用力」がテーマなのだが、一読、授業が見える指導案が挙げられてきている。指導案を読んだだけで、有意義な議論が展開されるのが予測できる。

確か累積国研を立ち上げたのは2002年だったと思う。今回で25回目の開催だ。このくらい続けてくると、提案にも形が出来てくる。それもただ形式が整ってくるというのではなく、「何か+αの提案をしなければならない」という意識まで含めて、提案の形式として整ってくるわけだ。

正直、いつもそれほど参加者が集まらないので、30名ぎりぎりしか入らない、小さな会場しかおさえなくなったわけだが、今回の企画、提案内容を見ていて、ちょっともったいなあという気もしてきた。実はぼくらが勉強することを第一義として開催してきた研究会なので、それほど人を集めようという努力もしないままにこれまで来たのである。

そろそろ、本格的に参加者を集めて、広く人としてもらうとともに、広く提案していくということを考えた方がいいのかもしれない。

いずれにしても、今回は終了後、12人の懇親会になる予定で、それなりの大宴会にもなりそうだ。きっと懇親会でも「話すこと・聞くこと領域の活用力」について、昼間の研究会本番に負けず劣らずの議論が展開されることだろう。

こんなことばかり続けて、もう15年近くが経過しようとしている。

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Co-CoLo 1

「Co-CoLo 1~夜のみだらな鳥達」沢田研二 Co-CoLo/1987

4cdc46020ea06bc091d09110_l__sl500_21987年。たぶん沢田研二がアルバムにイメチェンを図ろうと、「Co-CoLo」として再スタートを切ろうとしたアルバム。コンセプトはそれまでのギンギンロックから大人の落ち着いたロックへと転換しようとしたのだと思う。

1曲目の「“B”サイドガール」から2曲目の「夜のみだらな鳥達」へと至るメドレーはなかなかいい。

ぼくはこの頃の沢田研二が最も好きである。この路線を続けていれば、もっともっと名盤を残し続けられたのに……と思っている。この後、全曲沢田研二が作詞したアルバム「告白」と並んで、名盤中の名盤といえる、そんなアルバムである。

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面接練習

放課後、3年生の推薦入試を受ける生徒たちに20人ほどに対して、面接練習をおこなう。担任の指導で、ずいぶんと練習してきたことが伝わってくる。

ただ、暗記してきたことをしゃべっているだけなので、「対話」が成立していない。「対話」が成立していないと、ちょっと風変わりな質問をされたり、ちょっと突っ込んだ質問をされたりすると、目が泳ぎ、メロメロになる。中には聞かれていることを的確に捉えられていない生徒もいた。

もう一つ。担任によって指導内容が異なっていることも気になった。

面接とか作文とかの指導は、最初は学年集会で行うのがいい。面接や作文を得意としている教師が全体に対してそのスキルを伝えるのである。そうすることで、生徒に対して一致した指導ができるだけでなく、各担任もそれを聞いて全学級が揺れのない、一貫した指導をすることができるようになる。

これは大規模校であればあるほど、必要になる。大規模校は進路指導が初めてという担任が3担にいないという年がまずない。生徒に対してもさることながら、そうした新卒担任に細かいところをちゃんと指導してあげないと、生徒が損をしたり、担任が信頼を失ったりといったことが起こる。

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野口塾in帯広

久し振りに野口先生にお会いした。

自分でも1時間の講座をし、森岡達昭くんと小林亮くんの模擬授業を受け、久し振りの野口節を堪能し、と、なかなか楽しい一日だった。自分の講座は二日酔いで、自分でもとてもテンションが低いのを意識しながらの講座だった。丁寧に説明しよう、丁寧に伝えよう、それだけを考えて臨んだ。参加者には申し訳ないことをしたな、と思う。二日酔いになったのはぼくのせいではない。石川晋のせいである(笑)。だいたい、次の日に朝イチの講座のある人間に、しかも自分の主催する研究会の講座をやる人間に、3時まで日本酒を飲ますというのはどうかしている(笑)。

森岡くんの模擬授業も小林くんの模擬授業もとても良かった。森岡くんの模擬授業は野口流を徹底的に意識して自分なりにうまくままとめ、それにまずまず成功したという意味で。小林くんの模擬授業では、野口先生の目を気にすることなく、自分の授業観に従ってしっかりと提案したという意味で。いずれも研究するときには必要な態度である。森岡くんも小林くんも、授業がうまかった。というよりも、自分の授業スタイルを確立しつつあるということだ。特に、小林くんのさわやかな語りには、見るべきものがあった。相手意識をしっかりもち、相手を惹きつける魅力的な語りをもっている。

驚いたのは、野口先生の講座内容に対する若い教師の反応だった。修身を例に「勇気」を語ったり、民族主義的発言をして日本人としての姿勢を説いたりと、かなり刺激的な内容でぼくらはどきどきしたのだが、若い二十代の先生方が知識がないだけにストレートにそれを受け止め、うんうんとうなずいていたのである。時代は流れたのだなあ、と改めて感じた。

ぼくらから見ると、野口先生はわざと刺激的なことを言って挑発していたわけだが、その挑発が挑発として機能していなかった感がある。おもしろいものである。

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疲れをいやす

取り敢えず、中学校学級経営セミナーの報告をまとめることができて良かった。

今日は3回もゆっくりと風呂につかり、疲れをいやした。また、明日から頑張れそうな気がした。明日はPPTをアップできたらいいな、と思う。

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10回連続講座のご感想

10回参加し、毎回、大変勉強になり、刺激を受け続けた。私はただ聞いているだけであるが、講師の方々は毎回毎回準備が大変であったろうと思います。ご苦労様でした。そして、ありがとうございました。(男性)

14回以降も参加するつもりでいましたが……。世界観の広がりを感じられる講座に是非ぜひ参加したいと思います。正直、自分の肥やしになりました。また、次回、参加したいと思います。ありがとうございました。(男性)

外で刺激をもらい、今年一年は非常に充実したものでした。参加して良かったなあと思えたし、4月からも更に学んでいかなくてはと思いました。休み時間の「ことのは」のみなさんの会話も楽しめました。(男性)

13回全てに参加することは部活指導などで不可能でしたが、この1年、職場において「内在的リストラ」をくらわぬ程度の実力up(向学心up)は果たせたかと思います。H2年にこの世界に入りましたが、しっかり勉強してきた人と私との差に気づかせていただきました。有り難うございました。私も頑張ります。(男性)

私の元気の源のために、今後もためになる、楽しく、あたたかいセミナーを続けていただければと思います。ことのはメンバーの皆さんのような仲間を見つける努力をしようと思います。毎回のセミナー、大変楽しみにしておりました。同じ職場の人に聞いても、そこまで具体的な手法だったり考え方は掘り下げて聞けなかったりするので、そこの部分をピンポイントで講座をひらいて下さるのがありがたかったです。すごい先生方に出逢い、お話を聞かせていただくことで、たくさんパワーをいただきました。(女性)

失礼なコメントも数多く記入しました。大変失礼致しました。聞きたいと思ってもなかなか聞きにくかったり、しっかりした答えを提示してもらえないことばかり扱っていただき、自分にとっては実に有意義な講座ばかりでした。本当にありがとうございました。今後も機会があれば参加させていただきたいと思います。忘年会に参加できなかったことだけが心残りです。(女性)

お忙しい中、ご準備いただいてありがとうございました。テンポのよい進行で、また話題も実際的かつ豊富な内容だったので、充実した研修になりました。都合で全部は受けられませんでしたが、学級経営のみではなく、プレゼンの仕方や、お話の進め方など、学ぶことが多かった。自分はまだ「WHY」でなく「HOW」で考えがちなので、今後も参加し、より深い考え方を身につけたい。(女性)

あまり参加できませんでしたが、すみません。でも、とても勉強になりました。ありがとうございました。また、参加させてください。(男性)

私にとっては「現場」である今の職場の中だけでは、話題として聞けないこと、セミナーで初めて聞けたことが多くて有意義でした。何より「教育」の根本について、人生の長いスパンで考える視点がもててよかったです。自分の経験に合わせて先生方の言葉の重みも変わってきました。講師の先生方同士の質疑応答は、自分には思いもつかない切り口で、この時間が楽しみでした。(女性)

初めて中学校の先生になってから約1年、あっという間でしたが、その間、学年の先生や分掌、教科の先生たちが、たくさんのお手本を見せてくれていたことに、講座の中で気づきました。ありがとうございました。(女性)

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ラストメッセージ:頑張らなければならないが、頑張りすぎてはいけない

15:45~16:45/講座5 10回連続講座ラストメッセージ~頑張らなければならないが、頑張りすぎてはいけない/司会:山下 幸/堀 裕嗣・石川 晋・田中幹也・森  寛

評定平均は4.8

4人のメッセージ、それぞれに含蓄の深いものであり、示唆に富むものであった。(男性)

どれもうなずける提案でした。ただ、これも堀先生の教師力モデルのように、すべてを意識して身につけることはできないでしょう。自分の中で再考したいと思います。(男性)

どうしても職場を変えようとか考え、変わらない一部の同僚にイラダチを感じてしまう程、自分が見えていなかったなあと反省しました。周りからも見えてないと言われましたし。観察が何より大切だと思いました。(男性)

堀先生の考えは今の自分の指針であり、石川先生の「他人は変えられない」という思想は異文化共生につながるものでした。管理×、観察○、先を見る力ですネ……。(男性)

石川先生の人を変えることは無理、自分を客観的に捉えようというお話、ためになりました。堀先生の明後日を考える力、今の私に安心感、元気をくれました。今日、明日を考える力、どうやってつけよう……。(女性)

すいません。司会のまとめが不得手で、何を話しているやら……になってしまったかと思います。どの先生がお話しされたことも、実にしていきたいことばかりでした。(女性)

最後に先生方からひと言ずつメッセージがいただけてよかった。特に堀先生のお話からは、対生徒、対同僚に対しての悩みの解決の大きなヒントを得ました。(女性)

今回、この講座を楽しみにしてきました。各先生方のお話を聞いて、また月曜日から頑張っていける気がしました。(男性)

メッセージもすごいのですが、スピーチとして……聞かせ方がうまいので、もっと聞きたくなりました。(女性)

どのお話もはげみになるものばかりでした。中でも「人を変えるのは難しい」というお話、自分がいかに観察を怠っていたか気づけたように思います。(女性)

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石川・堀/いま、教育界に何が起こっているのか

14:15~15:30/講座4  いま、教育界に何が起こっているのか/石川 晋・堀 裕嗣
学校バッシング・教師バッシングが一時期に比べて沈静化しています。マスコミによる報道も少なくなっていますし、保護者による著しいクレームも影を潜めています。しかし、この安定は長くは続きません。いま、これまで以上の学校バッシングが起ころうとしています。その構造を明らかにしながら、いま、我々に必要なことについて提案します。

評定平均は4.8

教育問題に限らず、社会の様々な問題に関して緻密な考察を加えていて、大変聞き応えがあった。できればそれぞれのスライドに参考文献を書き加えてもらえると読書案内になってよい。口頭では言っていたが……。(男性)

ひとつひとつの主張はよくわかりましたが、それらをつなげるのに時間がかかりそうです。(男性)

若手を育てるという話題は職場でも出て来ています。また、実習生への批判も……。自分自身もそうですが、子供同様、多くのデータベースから本質をとらえていく視座を鍛えないとと思いました。(男性)

教職員の組合を介した同僚性→目からウロコでした! 環境管理型教育も社会学の概念をわかり易く解説していただき感動です! 函館のHOWからWHYへ以来の感動でした。(男性)

教育界をとらえて教育していくことの大切さを実感! 私が後輩を指導しなければならない立場というのはプレッシャーになりました。でも、ガンバル!(女性)

自分で知っていなければならないことが多いのでしょうが、勉強不足の私が楽して情報を入手しているなあと思う講座でした。(女性)

学校の中だけでなく、社会の中での教員の立場を深く考えさせられた。(女性)

初任から3年が終わろうとしている今、「その場しのぎ」の教育とはわかっていながら、その先の勉強ができませんでした。教育をとりまく全体像について、こんなに整理された学習ができてよかったです。(女性)

地方との教育問題の格差は期限付きの時から感じていたことに光を当てられた気がしました。教育界の問題……とても気になる、すごいお話でした。(女性)

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森・田中/〈いま、教師として生きる〉ということ

13:00~14:00/講座3 〈いま、教師として生きる〉ということ/森  寛・田中幹也
「一人の教師としてやりたいこと」にどのように取り組んでいくか、その基本的な考え方、手立てについて提案します。

評定平均は4.4

お二人の話、大変人間味あふれた味わい深いものであった。もう少しテーマが明確であると良かった。話の的が絞られていない。(男性)

……? わかりません。ただ、ひとつひとつの言葉に、先生方の「想い」は感じました。やはり「感性」ですね。(男性)

自分がやっていないこと、やれないことを子供に求めてはいけないという森先生に共感する一方、自分にはできないからこそ、子供にはやっておいてほしいという想いも。0%か100%かではないので、どちらもありなんでしょうが、そういう所もまだまだ真やんでしまう。(男性)

動機としての善は必ずしも結果としての善ならず。生徒の変容(改善)に待つという視点(=すぐ教えずに考えさせる、問題行動をあえてクラスで話し合いで考えさせるなど)にも通じると思いました。(男性)

私も自分に対して自信がもてない人なので、田中先生の話を本当なのだろうかと聞いてしまいました。おそらく学校では、すごく活躍される方なので。森先生の自分の出来ないことを生徒に言う自分をあらためて感じました。(女性)

教師をやっている人というのは(自分をのぞいて)、みなさん、自分に自信があり、自分が好きでたまらない人がほとんどでは?と、自分が嫌いで自信がない私には田中先生の発言に驚きを隠せない講座でした。(女性)

個を磨くことが集団を磨くことにつながればいいと思う。それぞれの先生方の本音が聞けて良かった。(女性)

「自信がない」というスタートから見えてくること……については、感覚的にとても共感できる部分でした。私自身「尊敬する人」がパッと出てこないことに気づかされて、色々考えさせられて有意義でした。(女性)

人として、教師としての生き方のお話、興味深く聞かせてもらいました。(女性)

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森・山下/〈教育界をとりまく世論の変容〉に対応する教師力

11:00~12:00/講座2 〈教育界をとりまく世論の変容〉に対応する教師力/森  寛・山下 幸
あまり言われないことですが、我々が仕事をしていくうえで必要な観点として、「教師としてやらなければならないこと」と「一人の教師としてやりたいこと」とを調整しながら仕事をしていくということが挙げられます。ここでは、「やらなければならないこと」にどう効率的に取り組んでいくか、その基本的な考え方、手立てについて提案します。

評定平均は4.4

豊富な経験に裏付けられた森先生のお話は大変味わい深いものであった。「教師の仕事術」という本は大変充実した内容の本という感じがするので、今度読んでみたい。(男性)

「世論」について、もう少し聞きたかった。「やるべきこと」について考える必要を感じました。(男性)

校務は担当によって変わってはくるが、なかなか面倒くさいと感じてしまうものだと思います。そこに対するスタンスはイメージできた。(男性)

「だれのため」という視点は新鮮でした。自分の領域を広げ、スタイル化していくのは挑戦の心に他ならず、いくつになっても勇気が求められると感じました。(男性)

自分のスタイルっていうのは、周りの益を考えて見つけていかなければいけないものなんでしょうね。だとすると、自分を変えなきゃというか、力をつけなければならない部分もあるのカナ。早く見つけたい。(女性)

校務分掌を「どこまでやるか」という初期段階の重要性を再認識しました。「ここまで」という線引きがヘタクソなので、参考にして来年度頑張ります。(女性)

教務部学習係ですが、例えば3年生の学年末の成績ならば、進路や3年生のことを考えて、集中して、なるべく早く点検するようになどと考えて仕事をしてきました。(女性)

森先生の“「だれ」にとって価値のある活動に”という考え方はとても共感しました。この子のためなら、と思うとやる気が出ます。(男性)

現在、校務分掌その他の事務で20点?の仕事しかできていない状態なので、「やりたいこと」の手前で止まっています……。でも、この部分を「やらされている」から「どうせやるなら楽しんで」に変えてみるぞ、と思いました。(女性)

仕事への取り組み方をお話しいただきましたが、「楽しむ」「思い入れの度合いを決める」など、目からウロコの内容で、大変参考になりました。(女性)

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石川・堀/〈教員受難時代〉を乗り切る教師力モデル~教師力ピラミッド・町医者モデル

9:30~10:45/講座1 〈教員受難の時代〉を乗り切る教師力モデル~教師力ピラミッド・町医者モデル/司会:森  寛/提案者:石川 晋・堀 裕嗣
教師のチーム力を重視した堀先生の「教師力ピラミッド」、外部関係機関との連携を重視した石川先生の「町医者モデル」。この二つの教師力モデルを題材に、〈孤独に陥らないための仕事の仕方〉について、参加者の皆さんといっしょに考えていきます。

評定平均は4.6

最後に話された職員室での提案の通し方の話が特に良かった。赴任して1年目でも、結構意見を言ってるんだなあと思った。(男性)

行き着くところ、「人間関係調整力」という思いがしました。(男性)

イメージがわいてきました。ただ難しいと思ったし、逆に今だからこそ必要かなとも思いました。今回のようにお二人で話すのを見ることで、理解も深まったように思います。普通のパネル・ディスカッションよりもわかりやすかった。(男性)

一人の教師が年齢を重ねるごとに切り替えていく(ベースとしてのキャラ)のは、C→Fが一般的だと思いますが、いくつぐらいからなのでしょうか。完全にFになると生徒指導も大変です。CやMを何%残すかが、その先生の個性なのですね。(男性)

町医者モデルと教師力ピラミッドの「みんなで」っていうところは重なる部分があるのかなと思いました。勘違い? 「そのままでいい。」っていう堀先生の言葉に安心しましたが、やっぱり無理だと感じます。全員がそういう考えを共有していなければ……。(女性)

チームワークを高めつつ、個人の力量を高める。後者を重視しがちですが、発言していく為にはやはり個人の力量まずありきでしょうか……。職員室カースト?(女性)

母性型や父性型など、徹底していればいいが、周りからの印象もあり、自分の理想の型と周りから求められる役割が違うことが多い気がしています。(女性)

第一印象では石川先生と堀先生の提案が似ていると思いました。少しずつ違いが見えてきて、議論の深まりがおもしろかったです。個人の力量に「完璧」を求めるのではなく、全体の教育力を考えて、個性を生かしながら最善の力を尽くすことは一緒だと思いました。(女性)

自分にできることは何か、反省したいと思います。モデルを知ったことで、具体的な目標につなげていきたいと思いました。(女性)

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第13回・中学校学級経営セミナーin札幌

2月6日(土)のちえりあ。30名限定の小さな研修室。10回連続セミナーの最終回が終わった。我々にとっては、1年間の一番の大仕事を終えたな、という印象である。

最初は中学校教師だけのセミナーなんて成立するのだろうか、もっと言えば、参加者なんて数人しか来ないのではないか、そんな思いを抱いて始めた企画だった。それだけに、10回の連続講座を常時20人~40人を集めてやり遂げたことは、こうしたものが研究会として成立し得るのだという確信を抱いたことも含めて、たいへん有益だった。女性の参加者が多かったことも意外だった。

もう一つ、大きな成果は、学級経営・生徒指導のコンテンツがある程度整理できたことである。「ことのは」はこれまで、学級経営・生徒指導についてはそれぞれが勝手なことを言っているだけで、特にサークルとして主張をまとめようとしてこなかったし、個人としても未整理の状態が続いてきた。ぼくらはサークルとして一つの主張をまとめようと思考するサークルではないので、サークルとしての主張を……とは思わないけれど、メンバー個々がそれなりに未整理のコンテンツを整理できたことはたいへん大きい出来事だった。また、このセミナーをやっているうちに、参加者のニーズの在処についても折に触れて把握することができ、これもまた有益だった。

更に、学級経営・生徒指導に関して、メンバーが何を考えているのかということを初めて知り、回を重ねることに旧知のメンバーの意外な側面に触れることができた。これもまた大きかった。「こんなこと考えてたのか」とか、「オレと同じだな」とか、そういうことが毎回続いた。正直なところを言えば、提案しているぼくら自身が最も楽しんでいたセミナーだったということだ。

いずれにしても、様々な成果を挙げつつ、10回をやりきったことを大変嬉しく感じている。そして、ちょっとした満足感も感じているところである。

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2日連続のセミナー

土曜日が札幌で「中学校学級経営セミナー・10回連続講座」の最終回、悪天候の中、土曜日のうちに帯広に移動、日曜日が「野口塾in帯広」、月曜日はお休みをいただいて午前中のJRで札幌に帰ってくる。夕方帰宅したあとはゆっくり過ごす。

実は金曜日が学年の飲み会で1時過ぎ、土曜日も帯広に着いた後に飲んで3時過ぎ、日曜日も野口塾の打ち上げで2時過ぎ。さすがにぐったりである(笑)。報告は明日以降に。

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教師の作法 指導

「教師の作法 指導」野口芳宏/さくら社/2009.12.15

Image5941野口先生にも験也さんにも申し訳ないが、この書が1700円というのは高い。1頁の字数が少なく、情報量も少ない。言葉は悪いがスカスカのイメージ。

読み通すのに1時間ほど。ぼくが野口先生の主張内容をかなり知っているということを差し引いても、情報量が少なすぎる。ブックレットで500円というのが相場ではないか。そんな気がする。まあ、需要と供給の問題があるから、一概に値段だけで判断は出来ないけれど……。

内容的には具体例が乏しいのが気になった。これが作り手側の問題なのか、それともマーケティングとしてこういうものでないと読まれなくなっているという読者側を想定した判断なのか、これを今度験也さんにお逢いしたときに訊いてみたいと思う。

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仕事を〈経済〉で考えるということ

教員評価制度の年度末面接の時期である。1年間を振り返りながら、教員と校長が面談する。そういう時期だ。

給与格差をつけるということは、教員の仕事に経済原理を持ち込んだということである。このことがわかっていない管理職が多いのではないか。最近、各校の教員評価に関する話を聞いていて、そう感じることが多い。

さすがに具体的な話をすることはできないので、一般論として話をしていこう。

これは能力のある教員にとっては、ある意味で、かなりおいしい制度になる。

制度を導入する側にとっては、教員評価を導入し、給与格差をつければみんなのモチベーションが高まり頑張るようになる、ということを想定したはずである。しかし、半年で3万や5万や10万といった格差をつけたところで、モチベーションなど上がるものではない。みなのモチベーションを高めるためには、評価の低い教員は生活がままならなくなるくらい落とさないと無理である。頑張らなくても食っていけるのではあれば、そしてそこそこの生活を維持できるのであれば、別に頑張らなくてもいいやと考える教員は、管理職が予想するよりもはるかに多い。特に30代~40代の基本的メンタリティはこういう傾向にあるとさえいえる。

或いは逆に、評価の高い教員には月に10万、そこまでいかなくても月に5万程度つけるというのであれば、頑張ろうとする教員もいるかもしれない。

更に言えば、実はこの制度は、能力のある教員から見れば、3万とか5万とか、この金額さえもらわなければ、頑張る必要がなくなるということを意味してもいる。この金額さえ諦めれば、オーバーアチープをしなくていいよとか、学校経営に参画しなくていいよとかというお墨付きをもらったことを意味するのである。つまり、その能力のある教員を管理職が頼ろうとしたときに、ぼくは評価の低い教員ですからそれをする必要はありません、評価の高い教員に頼んでください、といえるということを意味するのである。

ぼくはこの制度が導入されたとき、すぐに校長に言った。

「ぼくをCにしてください。C評価をもらえば、働きはそこそこでいいということですよね。」

さすがにそれを聞いて校長は青くなっていた。そして、とても困った顔をした。長い沈黙が続いた。ぼくはその沈黙に絶えかねて、またそのときの校長がとても「いい人」だったこともあって、仕方なくその言葉を撤回した。校長は「堀さん、ありがとう」と言っていた(笑)。

実は、勤務校が次年度、開校40周年を迎える。周年行事というのは、一般教員からみればオーバーアチープが要求される。例年ならない仕事がその年だけ降ってわくわけであるから。とすると、こういう年にC評価をもらえるといいなあ、と思うのだが……。少なくとも周年行事関係の仕事を中心的に担うことだけは断っていい、そういうお墨付きをもらえることを意味するからだ。

仕事を〈経済〉で考えるということはこういうことなのだ。おそらく、多くの管理職が教員評価制度がこうした見解に理を与えてしまう制度だということに、その構造的欠陥に気がついていない(笑)。

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定義

Yくん … なぐさめると、長文の返事が来る人。

Mくん … 早めに取り組むことを勧めても無駄な人。

Tくん … 頼み事をすると快い返事はするのだが、裏ではフィルタリングをかけられてしまい、やってくれる場合とやってくれない場合がある人。

Sちゃん … 彼の運転する車に乗ってはいけない人。

Mくん … 「そんなの見てるんだぁ」と言われる人。

Kさん … 最近やる気がない人。

Aくん … 会うたびに痩せていく人。

Fくん … 反省ばかりしている割に、いまいち反省していない人。

【2周目】

Yくん … ジャンクには必ず食いつく人。

Aくん … 上に同じ。

【お客さん】

Hさん … 二股かけてる変人。

Mさん … まだまだ若いつもりの人。

Yちゃん … 漢字が読めなくて、家庭では奥さんの100分の1程度しか発言力のない、我が国の教師の中で最もかわいそうな人。「塩梅」が読めなくて、「比喩」が書けない人。きっと「案配」なら読めただろうに……。

Hさん … まっとうなのか変なのか微妙な人。

Kくん … 最近、人間になってきた人。

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Twitter革命・2

この本を読んで、一箇所だけ頁を折ったところ。

【引用開始】

もちろん、震災の今を伝えるために、神戸の外からテレビ局や新聞社が大挙してやってきた。ただし、彼らが向いていたのは震災の外の世界であって、被災しているボクたちの方ではなかった。

途方に暮れるお年寄り、泣き叫ぶ乳児、炊き出しの行列に並ぶ人々。テレビは神戸の惨状を配信した。「かわいそうな被災者」の現状をインパクトのある映像で見せる技術は、ボクなどとうてい太刀打ちできない。

もっとも、彼らが見せる「衝撃の映像」は「食事時でも見せられる」という条件が付く。糞まみれのトイレ、野ざらしになった遺体などは決して表に出ることはない。また、当時の神戸では、いわゆる「マル暴」の人々がボランティアで活躍したり、お風呂に入れない人たちのために、市内のソープランドが浴場を無料で開放したことがあったが、そのようなエピソードは絶対に伝えられることがない。子ども達が「まっきんきんのお風呂、おもしろーい」とうれしそうにはしゃぐ様子は、ステレオタイプな“美談”の定義には入らないようなのだ。

【113~114頁/引用終了】

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朝青龍とテレビと大衆と

朝青龍の引退に対して、いろいろあったが再び活躍し始めていたので残念だというコメントが寄せられている。街頭インタビューの映像として流れるならまだいい。ネット上でそういうコメントがでるのも別にいい。しかし、テレビのコメンテーターがいうのはちょっとしらじらしい。だって引退しなかったら、おまえたちは叩くでしょ? だから朝青龍も引退したんでしょ? といいたい。なんという日和見。なんという無責任。

敗戦後、マルクス主義者は、とうとう市民の力で無血革命を起こすことができるとわいた。民衆といっしょに新しい日本をつくろうと。しかし、民衆はマルクス主義者が考えるようには動かなかった。意外と伝統を重んじていたり、意外と自分さえ良ければと考えていたり。中には保守を支持する民衆も少なからずいた。マルクス主義者はきっとがっかりしたはずである。

では、民衆は保守についたのかというとそうでもない。保守に対しては伝統の縛りがきつすぎるとか、もっと自分たちが豊かになれる政策をと主張し続けた。保守が思うような国家像を共有する者などほとんどいなかった。保守のほうも、マルクス主義者同様、きっとがっかりしたはずである。結局、どっちなのだ、と。

こうして、保守も革新も、一般民衆を「大衆」と呼ぶようになった。しかし、その「大衆」が最も力をもつようにもなった。

ここ30年、その「大衆」を動かしているのがテレビである。そうと自覚のないままに、権力を監視するのがマスコミの使命だと考えて、「大衆」を先導している。朝青龍の問題なら笑っていられるが、もうそろそろ、日本的なテレビの在り方のまずさが際だってきているなあ……と感じざるを得ない。民主党批判も始まったし、そろそろテレビの在り方に批判的な機運も「大きなうねり」になりつつある。民主党批判に飽きたら、次は批判はテレビに向かうぞぉ……。襟元を正さないと、自分達の首をしめるぞぉ……。

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Re-Cool Reflections

「Re-Cool Reflections」寺尾聰/2006

Image5942006年。もちろん1981年に元盤を聴いたときのような衝撃はない。でも四半世紀を経て還暦近くなった寺尾聰が当時と同じような印象のボーカルをとり、アレンジが変わって、かつて聴きまくった名曲たちが復活したのでは、おじさんとしては★を5つつけるしかない(笑)。

なんというか、自分の14歳という1年間がぎっしりと詰まっている、そんな印象を与える名曲たちである。こういうアルバムのつくり方があるんだなあ……と感心させられた1枚。

これらのタイトルを見て、ノスタルジーにひたらない40代がいるだろうか。これがまぎれもない、このアルバムの収録曲である(笑)。

1. HABANA EXPRESS
2. 渚のカンパリ・ソーダ
3. 喜望峰
4. 二季物語
5. ルビーの指環
6. SHADOW CITY
7. 予期せぬ出来事
8. ダイヤルM
9. 北ウィング
10. 出航 SASURAI
11. ルビーの指環 1981

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Twitter革命

「Twitter革命」神田敏晶/ソフトバンク新書/2009.11.18

Image593取り敢えず、著者がTwitterを心の底から面白いツールだと思っているということは伝わってきた。ビジネスに活かしていたり、コミュニケーションツールとして活かしていたり、という人たちの具体像もなんとなく浮かんできた。ただ、自分にとって必要なツールだという感触はもてなかった。

面白い本ではあり、面白いと思わせる文章力ではある。結局、メール、ML、チャット、SNS、ブログと追いかけてきた人にとっては革命的なツールなんだろうなあという印象かな。ニュースサイトにフィルターをかけて送ってもらえる機能なら欲しいな……とは思った。

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出勤簿

今日、誤って、出勤簿の4日の欄に押印してしまった。こんなことで、「明日はもしも熱が出ても休めないな」と感じた。人間の思考とはこんなにも単純にできているらしい。

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延長戦を続ける大人たちへ

「延長戦を続ける大人たちへ」馬場俊英/2009

Image592アルバムタイトルが気になって、存在さえ知らなかった同い年のシンガーソングライターのアルバムをAMAZONに注文してしまった。ボーカルが甘ったるくて趣味じゃない。

でもずいぶんと隠喩のうまい、象徴的な歌詞を書く男だなという印象。こんな書き方で、ファンの方がいたらすみません。

スプリングスティーンの影響があるかな?

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札幌の教育

先日読んだ「社会は存在しない セカイ系文化論」がどうも引っかかっている。「セカイ系」とはきみとぼく、あなたと私といった近景(私世界)が、世界の終末、最終戦争、地球防衛といった遠景と直接的に結びついた世界観のことを言い、要するに「中景」がないという、社会学者がよく言う最近の若者に特徴的な世界観の在り方のことである。

よく、彼女・彼氏との直接的な近親世界と政治家・芸能人・国際社会といったテレビで見る世界とが直接的に結びついてしまい、町内会や地方公共団体、世間・社会といった概念が意識されなくなっている……というような論述を何度も読んだことがある。自分が住んでいる町内会長や市長、知事よりも、小泉総理の方にずっと親近感を抱いてしまう社会……なんていう言い方で喧伝されていた。

かつてぼくの勤めていた学校の校長は、「札幌の教育」という言葉をよく使っていた。「堀先生、きみはこれから札幌の教育を背負って立つ人だ」なんていう言い方である。ぼくはそのたびに、自分は「札幌の教育」なんて考えたこともないな……、自分は「札幌の教育」のために仕事はしていないな……、この人とは違うな……と感じたものである。

かつてぼくの勤めていた学校の教頭は、ぼくが「総合的な学習の時間」において旭山動物園と連携して学習を組んだときに、札幌市の学校なんだから円山動物園と提携すべきだと言っていたと聞く。そういうことを考えられるようにならないとダメだ、とも……。これもまた、ぼくにとってはどうでもいいことだな、と思った記憶がある。

ぼくにとっては、「札幌の教育」も「那覇の教育」も同じである。札幌の教師だから、北海道の教師だからという理由で、「札幌の教育」や「北海道の教育」を特別視するという感覚がない。おそらくこのあたりには世代論の問題がある。

ぼくより10歳上の世代は、間違いなく「札幌の教育」を考えている者が多い。そしてぼくより10歳下の世代は、おそらく先輩教師から「札幌の教育」などという言葉を聞いたこともないのだと思う。おもしろいものだな、と思う。

こんなふうに考えてくると、ぼくの中の教育は「目の前の子供たち」と、「文部科学行政」や書籍として提案されている各種教育論のみで形作られていることに気づく。おもしろいものだな、と思う。

そういやぼくは、「厚別の教育」という言葉も、「向陵の教育」という言葉も、「上篠路の教育」という言葉も、「北白石の教育」という言葉も、どれも一度も使ったことがない。そんなものはあるはずがないとさえ思っている。いや、正確に言えば、そんな用語を思いついたためしさえない。「○○の教育」という理念があって、そこから演繹的に実践が生まれることなんてあり得ない。そこに所属する人々(教師も生徒も保護者も地域も)が様々なバランスの中でからみあって、偶然なんらかの実践が生まれるだけである。人間のやることである。常にそういうことに過ぎない。そんな気がする。

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社会学入門 〈多元化する社会〉をどう捉えるか

「社会学入門 〈多元化する社会〉をどう捉えるか」稲葉振一郎/NHKブックス/2009.06.30

Image591よくこれだけわかりやすく、おもしろい文章が書けるものだ、というくらいわかりやすくおもしろかった。

しかし、「社会学入門」というわりには社会学者が読んだら違和感を感じるのでは……もっといえば、怒るのでは……という論述が多々あった。本当に「社会学入門」として成立しているのか否かが知りたい。しかし、デュルケムもウェーバーもパーソンズもまともに読んだことのないぼくには判断がつかない。ましてや、ダン・スペルベルなどという学者は聞いたことさえなかった。これじゃだめである(笑)。

ただし、多用されている具体例とその分析は、社会学を理解するためにではなく、具体例の用い方、描き方という観点でずいぶんと勉強になった。読んで良かった。

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私が見た21の死刑判決

「私が見た21の死刑判決」青沼陽一郎/文春新書/2009.07.20

Image590これが自分にとって役立つかという視点で考えたときには★3つだが、内容自体は抜群に面白かった。つまり、読み物としては★5つということである。

裁判員制度が始まって数ヶ月が経つけれど、この本を読んでいると、やっぱり一般人には酷だし、無理だなあと思う。同じ裁判官が事情に対応してそれぞれ別々の高度な判決の違いを示したり、被告人の人間模様があらわになったりと、ちょっと一般人にはこうした判断は難しいだろうな、と思う。それでもやらなければならないというのなら、3日間などと言わずに、ちゃんとやるべきなのだろうなあ……とも感じた。

著者の文章もうまい。すいすい読める。しかも著者の論理もよくわかる。良書である。

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社会は存在しない セカイ系文化論

「社会は存在しない セカイ系文化論」限界小説研究会/南雲堂/2009.07.17

Image589宇野常寛を読んだ読者なら、この書も同時に読むべきである。

知的な若者達が、しかも無名の若者達が笠井潔の力によって、若者が何を考えているのか、セカイをどう認識しているのか、「エヴァンゲリオン」以降のいわゆるセカイ系と呼ばれる認識の在り方がどういう構造によってつくられているのか、こういったことを吐露している。

ぼくらの世代では考えたこともないようなセカイ認識の在り方がここにはある。おじさん世代こそが読むべき書である。

それにしてもおもしろかった……。

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MIS CAST

「MIS CAST」沢田研二/1982

Image588_21982年。陽水の「LION & PELICAN」と同時期にリリースされた沢田研二のアルバム。

それも全収録曲が詞・曲ともに陽水。うち「チャイニーズ・フード」「背中まで45分」の2曲は「LION & PELICAN」と重なっている。

このアルバムはすごい。これまた詞がいい。曲もいい。そしてアレンジもいい。たぶん高校時代から数百回聴いていると思うが、まったく飽きない。個人的には「A.B.C.D」「ミスキャスト」が好き。「How many “good bye”」では陽水がコーラスでも参加。

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学級経営セミナー(2/6)の準備完了

ぼくの出番は以下の二つ。

講座1〈教員受難の時代〉を乗り切る教師力モデル~教師力ピラミッド/町医者モデル
司会:森  寛/提案者:石川 晋・堀 裕嗣
教師のチーム力を重視した堀先生の「教師力ピラミッド」、外部関係機関との連携を重視した石川先生の「町医者モデル」。この二つの教師力モデルを題材に、〈孤独に陥らないための仕事の仕方〉について、参加者の皆さんといっしょに考えていきます。

講座4 いま、教育界に何が起こっているのか
石川 晋・堀 裕嗣
学校バッシング・教師バッシングが一時期に比べて沈静化しています。マスコミによる報道も少なくなっていますし、保護者による著しいクレームも影を潜めています。しかし、この安定は長くは続きません。いま、これまで以上の学校バッシングが起ころうとしています。その構造を明らかにしながら、いま、我々に必要なことについて提案します。

講座1の方はこれまで何度も提案してきたプレゼンを行うのみ。楽しみは森くんの司会で石川晋との議論がどういう方向に進むのか……それだけ。

問題は講座4のほうである。これはかなり力を入れてつくった。そして今日、完成した。この時間内に提案できるのだろうかというくらい、情報量の多い講座になる。つくった側としてはかなり満足度の高いものになった。

「いま、教育界に何が起こっているのか」なんていう、実践技術とはなれた現状認識を語る場などというものは滅多にあるものではない。それが楽しくて、ついつい必要のない理屈を準備してしまった。でも、なぜなんだろう、いまなぜこんなことになってるんだろう……という問題意識をもっている人には、抜群におもしろいと思う。具体的に言えば、南山さん、裕章さん、小柳さんには抜群におもしろいと思う。こういう講座も必要なのだ。桑原が聞けば大喜びだろうに……。

土曜日は熱く語ろうと思っている。けっこう楽しみにしている。

ただし、ぼく自身の満足度の高い講座は、えてして参加者の評判はよろしくない(笑)。あしからず……。

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LION & PELICAN

「LION & PELICAN」井上陽水/1982

Image587_41982年。

陽水のアルバムはそれほど聴いているわけではないので、これが最高傑作といえるかどうかはわからない。でも、このアルバムは思わずそう言いたくなる完成度である。

なんせ詩がいい。高校時代に初めて聴いたときにもいいと思ったのだけれど、齢が上がれば上がるほど味わい深さが出てくる。このアルバムがなぜ、あの程度のセールスで終わってしまったのか、ぼくには不思議でならない。

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