第13回・中学校学級経営セミナーin札幌
2月6日(土)のちえりあ。30名限定の小さな研修室。10回連続セミナーの最終回が終わった。我々にとっては、1年間の一番の大仕事を終えたな、という印象である。
最初は中学校教師だけのセミナーなんて成立するのだろうか、もっと言えば、参加者なんて数人しか来ないのではないか、そんな思いを抱いて始めた企画だった。それだけに、10回の連続講座を常時20人~40人を集めてやり遂げたことは、こうしたものが研究会として成立し得るのだという確信を抱いたことも含めて、たいへん有益だった。女性の参加者が多かったことも意外だった。
もう一つ、大きな成果は、学級経営・生徒指導のコンテンツがある程度整理できたことである。「ことのは」はこれまで、学級経営・生徒指導についてはそれぞれが勝手なことを言っているだけで、特にサークルとして主張をまとめようとしてこなかったし、個人としても未整理の状態が続いてきた。ぼくらはサークルとして一つの主張をまとめようと思考するサークルではないので、サークルとしての主張を……とは思わないけれど、メンバー個々がそれなりに未整理のコンテンツを整理できたことはたいへん大きい出来事だった。また、このセミナーをやっているうちに、参加者のニーズの在処についても折に触れて把握することができ、これもまた有益だった。
更に、学級経営・生徒指導に関して、メンバーが何を考えているのかということを初めて知り、回を重ねることに旧知のメンバーの意外な側面に触れることができた。これもまた大きかった。「こんなこと考えてたのか」とか、「オレと同じだな」とか、そういうことが毎回続いた。正直なところを言えば、提案しているぼくら自身が最も楽しんでいたセミナーだったということだ。
いずれにしても、様々な成果を挙げつつ、10回をやりきったことを大変嬉しく感じている。そして、ちょっとした満足感も感じているところである。
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