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Twitter社会論

「Twitter社会論」津田大介/洋泉社新書/2009.11.21

Image558まわりがあまりにツイッターツイッター言うものだから、ついつい手が伸びてしまった。読んで良かったな、と思った。

要するにツイッターとこれまでのパーソナル・メディアとの違いは「速報性」なのだな、ということだ。ぼくには「速報性」をもって発信しなければならない情報がない。「速報性」をもってコミュニケーションをとらなければならない人間関係もない。ツイッター好きや携帯電話好きからみれば寂しい人間なのかもしれないが、さしてそういう人間関係を必要ともしていない。

読んでいて、使えるとすれば140字で文章を書き連ねておけば、原稿を書くときに楽ができるかも……というものだった。一段落とか意味のひとまとまりとかは、まあ、140字程度であることが多い。それをコピペで並べて、サクサク手直しすれば、1本出来上がり!なんていうことも一瞬夢想したけれど、やっぱりぼくには必要ないなと思い直す。

だいたいリアルタイムで他人のつぶやきを覗き覗かれ、レスしたりしていたのではどれだけ時間をとられることか。ぼくは恐怖感を抱くに違いない。向かないな、と感じた。

本としてはよくまとまっていて、具体例もわかりやすい。素人にもイメージできる、とてもおもしろい本だという印象をもった。いい書き手だと思う。これがツイッターの威力なのだとすれば、やってみようかな……(笑)。

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コメント

ごめんなさい。内容書かずに送信してしまいました。
ツイッターのお話、あまりにも共感してしまったので、思わずコメントしたくなりました。
ツイッター革命はお読みになりましたか?
ツイッター、始めてみたものの、なじまないなと思いながらも情報源として閲覧しています。
面白くない使い方をしているとは思うのですけど・・・。

投稿: naomi(date) | 2010年1月17日 (日) 17時42分

「ツイッター革命」という新書もあったのですね。ありがとうございます。いまAMAZONで注文しました。
なるほど。情報源としての活用はありかもしれないですね。ただ、でもそれなら、PCでも閲覧は可能なわけでして、やっぱり自分には向かないかなあ……という思いが拭えません。また、いらしてください。

投稿: 堀裕嗣 | 2010年1月17日 (日) 18時33分

勢いに任せのコメントに、早速のレスありがとうございます。
ツイッター、今度は始めてみての感想もお聞きしたいです。

2月27日の「ふたり会」、楽しみにしております。

投稿: naomi(date) | 2010年1月17日 (日) 20時43分

おやおや、naomi.Hさんでしたか。これはこれは、どうもどうも(笑)。

投稿: 堀裕嗣 | 2010年1月17日 (日) 20時57分

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