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日暮らし ベスト

昔、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」を始めて聴いたとき、その透き通った歌声に「神に通ずる少女」だと感じた。「探偵物語」を聴いて、さらにしびれた。「天に星 地に花」を聴いて、その歌声がぼくの人生に不可欠となった。でも、それは「Wの悲劇」までだったような気がする。その後の30年については語るまい。十代の頃だけに神に通じていたという少女は、芸能界にたくさんいる。最近では酒井美紀とか宮崎あおいとか……。

話が脱線したが、あの透き通る歌声は、このベストを聴くまで、薬師丸ひろ子だけのものだと思っていた。ところがところが……。ただ懐かしさに「いにしえ」が聴きたくて、どうせならベスト盤をと購入したこのCD。すごい。あの頃の薬師丸ひろ子と並ぶ、いや、それ以上の透き通った歌声があった。「いにしえ」と「サンセット・メモリー」しか聴いたことのなかったぼくは、これをまったく知らなかった。

しかも、あたりまえのことだが、ちゃんとしたボーカリストなので、要所要所に抜群の表現力がある。低音を出すときには、美空ひばり的な色合いを見せる。ちゃんとフルアルバムを聴いてみたくなった。

Image536 ゴールデン☆ベスト 日暮し

1. まちぼうけ~佐渡を恋うる詩~ (日暮し)
2. 夢みる風船 (日暮し)
3. あなたは何処にいるんですか (日暮し)
4. 冬の夜 (日暮し)
5. オレンジ色の電車 (日暮し)
6. 街の影 (日暮し)
7. いにしえ (日暮し)
8. 木橋の上から (日暮し)
9. 心の屋根 (日暮し)
10. 愛のもどかしさ (日暮し)
11. 秋の扉 (日暮し)
12. 旅の童話 (日暮し)
13. うでまくら (日暮し)
14. 絵空事 (日暮し)
15. サンセット・メモリー (杉村尚美)
16. 風のノスタルジア (杉村尚美)
17. 風の中のメロディー (杉村尚美)

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