社会的な身体
「社会的な身体~振る舞い・運動・お笑い・ゲーム」荻上チキ/講談社現代新書/2009.06.18
ぼくのような世代から見ると非常に新しく見え、しかも有益な情報に満ちている。90年代に青春期を過ごしたネット漬け、ゲーム漬けの世代から見ると、さして新しいことは言っていないのかも知れない。とにかく、ぼくには魅力的な一冊だった。
頁を折り、線を引いた箇所は数知れず。ゲームの種類やアニメキャラの種類といった具体例はまったく理解できなかったが、著者のきれいな(場合によってはぎれいすぎる)分類は、今後、いじめ論やキャラクター論など、生徒変容論を語るうえで有益な情報にあふれていた。しばらく手放せない一冊になるように思う。
ただ整理して自分のものにしていくのにそれほど時間はかからないだろうな、とも思う。それだけ著者の分類・整理がきれいすぎて、捨象しているものが多いということでもあるのだろう。
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