山下講座「物語の授業づくり」
講座2 国語科授業づくり・AtoZ~私の方法
教材研究から授業案立案まで、発問・指示の細案から予定外の反応の処理の仕方まで、3人の先生が、自らが日常的に取り組んでいる方法を公開します。指導事項の明確化・学習活動の多様化などについて、指導事項の何を扱い何を扱わないのか、机間巡視中にどんな観点で何を見ているのか、そしてそれはなぜか、そんな具体的な提案です。
提案1 文学的文章(物語)を中心題材として
11:00~12:30/山下 幸
評定平均は4.5
【感想・意見】
設定読み、描写読み、視点読み、主題読みを、自分の思考、実感をともなって経験することができました。思考・実感をさせてもらうことができて、貴重でした。「主題読み」の5段階を1コマずつ経験してみたいと思いました。「ベルナのしっぽ」一冊の読書、喚起されました。(男性/中学校)
定義づけをする意味やタイミングが目的に応じて変わってくることや、教材を深く読みとるための準備の大切さがわかり勉強になりました。主人公は読み方の自由度を保障するためにあえて特定していなかったのでしょうが、「私」とした生徒がいた場合も同様でいいのか少し気になりました。後の読みもずっとずれてしまうので……。(女性/小学校)
模擬授業で体験的に学べました。また、授業後のていねいな解説と資料が財産になりそうです。(男性/小学校)
資料p5~10の分析観点と本教材の分析結果を組み合わせたものは、とても実践的で、このように分析をすればいいのかというモデルの一つになって、貴重だと思いました。授業の軌道修正の意図などもよくわかりましたが、発問3(発問4)あたりが子ども相手の授業だったらどうだったかな、という疑問があったので4です。(男性/小学校)
実際に授業を受けてみて、ゆれる発問とゆれない発問をしっかり考えて使うことが大切であるとわかった。子ども同士が伝え合いわかり合う授業を目指したい。(男性/小学校)
登場人物、主人公の決定についてのお話が中心だったので、これから資料をじっくり読んでみたいなと思います。授業づくりのポイントなど興味深そうな記事がたくさんありました。(女性/中学校)
とてもよかったです。①授業が魅力的。おもしろくてためになる。②問いの形と意味。優れた問い。問いの形とその形の持つ意味まで示していたこと。③軌道修正の実例。わかりやすい意図、背景、見通しも示されたこと。④資料のすばらしさ。全体像、各々の段階の優れた具体例が示されていること……等々、とにかくよかったです!(男性/中学校)
小学校での国語の学習は、教材文を読み取り、自分の考え書き表し、他人の意見を聞き、深めるといった学習活動の下地を育成することが大切だと思っています。ですが、どこからどこまでを教えるのか、考えさせるのかの判断がつかない面があり、最後は「自分の考えを押しつける」など……最低な授業をしたことがあります。今回の講座2を再度、自分で検討し、授業を改善していきたいと思います。(男性/小学校)
登場人物の定義や主人公の視点からの読み取りなど、文学的文章の扱い方についてわかりやすい内容での講座だった。(女性/中学校)
主人公、登場人物のとらえ方など、とても参考になりました。(男性/中学校)
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