国語科授業づくり・AtoZ「読むこと」編
「第10回国語科授業改革セミナーin札幌」と題された研究会が終わった。森くんと山下くんといっしょに国語科授業づくりの全体像を自分たちなりに提示してみようと始めた企画である。最初にQ&Aを90分、その後、山下、森、堀の順で授業づくりの在り方について90分ずつ語るという構成。
このセミナーを終えて、最初の90分Q&Aがずいぶんと機能したなというのが第一印象。「時間のかからない、素人でもできる教材研究の観点は?」「試験学力と豊かな言語教育とのバランスを授業でとる方法は?」「指導事項の優先順位はどうきめればいい?」といった、大きな、しかし重要な質問が次々に出る。それに次々に応えていく。90分もあるので、時間を区切らずに、ある程度ちゃんと応えることができる。ぼくらにとっては即時対応が求められるので厳しい時間ではあったのだが、かなり有益な時間でもあった。
その後、山下くんは「ベルナのしっぽ」を使って「設定」「構成」「描写」「視点」「主題」という物語の読みの5段階を、森くんが「言葉を考える」を使って授業づくりで「取り入れるべきもの」と「思い切って捨てるもの」の決め方の観点について、更にぼくが詩教材の選択、教材研究の観点について授業づくりとからめながら語る。これが90分ずつ。
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