AFTERMATH
1996年。80年代後半から90年代前半のバラードの名曲を集めたベスト盤。
沢田研二にしか歌えない、沢田研二だからこそ歌いこなせた、というタイプの名曲ぞろい。アルバムとしての統一性もあり、完成度の高い、完璧なバラードベストである。
現在、アマゾンの中古品が15,300円で一枚だけ出ていた。この値段を出す価値があるアルバムだと思う。そもそも出品している人間の気持ちがぼくにはわからない。
沢田研二が40代になって、テレビへの露出は少なくなったけれど、いよいよ歌には円熟味を増してきてバラードがよく似合ってきた……そんな時期の名曲を集めているので、本当に聴きごたえがある。
これでもこの時期のアルバムには、このアルバムに収録しきれなかったバラードの名曲がたくさんあるほどに、この時期の沢田研二のアルバムは充実していた。「Co-Colo」の活動がずいぶんと彼の歌う姿勢を変えたのではないか、そんな気がする。
繰り返しになるが、80年代半ばから90年代半ば頃までの沢田研二のアルバムは、ほんとうに充実していた。そのほとんどを、いまでも繰り返し聴き続けている。
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