自己アピール文
3年生の持ち学級3クラスで推薦受験をする生徒たちの自己アピール文の指導をした。彼らが下書きを書いてきており、見てくれというので見たわけだ。はっきり言ってひどい。
言いたいことはわかるのだが、書き方が悪い……というのなら、添削もできようというものである。しかし、実態は違う。書き方の段階ではなく、何を書くかの段階でつまずいている。しかも、書き方もなっていない。ということは、この段階では直しようがないということである。
これは困った……。
とは言いつつも、2時間くらい何度も書き直しをさせて、すべての生徒の自己アピール文がまともになり、生徒たちは笑顔で帰って行った。
さて、別にぼくは生徒の作文力をなさをあげつらおうというのではない。生徒の悪口を言いたいわけでもない。担任の指導がなっていないと言いたいわけでもない。ましてや、ぼくの作文の授業によってこの実態が劇的に変えられるとも思っていない。
ぼくが言いたいのは、国語科のぼくでさえこんなに苦労するのだから、一般の担任、特に国語科以外の担任は指導しきれないだろうなあ……ということである。推薦関係の文書などは担任に任される仕事の最たるものである。しかし、こういう仕事は、こういうことを得意にしている人間が一括して指導した方がいいのではないか。通知表所見を書くのに四苦八苦している(失礼…)ごく一般的な担任には荷が重すぎる。
こういう事務仕事にも適材適所を採用して、効率的なシステムをつくった方がいい。
そんなことを感じた一日だった。
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