ぶっ壊す
いよいよあと2日学校に行けば冬休みである。
今年の冬休みはかなり時間をつくった。1年前から計画して、この冬休みはやりたいことをやろうと決めていた。黙っていればおそらく行くことになっていたであろう「授業づくりネットワーク」の冬の大会に参加しない旨を1年前から宣言し、「研究集団ことのは」合宿では準備のいらない、それでいて何かが生まれそうな企画に作り替え、「教師力BRUSH-UPセミナー」の合宿が年末に入ったことは誤算だったが、それでも10日以上の時間がある。なんとも楽しみな冬休みである。
久し振りにこれまでの実践の大規模なまとめに取りかかろうと思っている。
歩き続けること、走り続けること、要するに「動き続けること」は大切なことである。しかし、動き続けることは「じっくりと考えること」とセットで在ることが大切だ。「動くこと」も大切、「留まること」も大切。動くだけでは思考が散逸し、留まるだけでは思考が活性化しない。バランスが必要なのである。
思えば、ここ7~8年ほど、ぼくの時間は生み出すことばかりに使われてきて、どれもこれも中途半端に散逸していった。2~3年かけて、散逸した思考を一つの場所に集め、それぞれに相応しい引き出しをつくって、箪笥に収納し直さなければならない。収納がちゃんとなされていなければ、必要なときに必要なものを取り出せない。必要なときに必要なものを取り出せないと、他の人たちにも伝えられない。
そして、そういう箪笥ができたら、思い切りナタを振るって、その箪笥をぶっ壊す作業にはいる。
ああ、教職に就いて幾度めかの過渡期だなあ、と思う。そろそろぶっ壊すことが視野に入り始めた。再生は破壊を伴い、破壊は構築を前提とする。
たぶん教職についてぶっ壊すのは3度目である。
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