« 中学校国語科・絶対評価チェックリスト | トップページ | 他者と協働するということ »

師走~2009年を振り返る・1

いじめを生まない学年・学級づくり

今年は「授業づくりネットワーク2009冬in函館」、この選択講座から始まった。1月6日のことである。

最初に「いじめのメカニズム」、次に「学級・学年経営の実際」という二本立てである。1学年主任として、①自分の学級を規律ある学級にすること、②学年全体に生徒指導のシステムを敷くこと、③学年に若手教師が多かったので、彼らが困らないようにシステマティックに動くこと、この3点を特に意識していた。

この講座では、まず、文科省の「いじめ」の定義を紹介してその原理を説明。次に、「いじめの構造」(森口朗/新潮新書)・「友だち地獄」(土井隆義/ちくま新書)を参考文献にスクールカースト論を紹介、現在の学級の状況をモデルとして提示した。

更に、自分の学年運営のシステムを紹介して、「起こった事実」を確認することの徹底、「FMCチームワーク指導」の具体の紹介、行事その他による「空気の更新」の具体例をビデオを見せながら提示した。

ぼくがPPTを用いて行うようになった最初の講座である。この講座から、PPTと映像を交互に提示しながら話す講座スタイルを少しずつつくっていった。いまだにまだまだだが、それなりの成功をおさめていると自負している。

この講座は、かなり大切な論点を含んでいて、まだまだ広く深く考えていかなければならない内容を含んでいる。2010年度も「いじめ」について語る機会はあるだろうから、少しずつ防止策と対応策とを整理していきたい。

|

« 中学校国語科・絶対評価チェックリスト | トップページ | 他者と協働するということ »

学級経営・生徒指導」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 師走~2009年を振り返る・1:

« 中学校国語科・絶対評価チェックリスト | トップページ | 他者と協働するということ »