たぶん芝居なんだろう
たぶん芝居なんだろう…。
そうは思っていた。だって、「音楽でもうやることがなくなった…」だなんて、あまりにもできすぎた台詞ではないか。
でも、彼の古くからの友人の声は、すべてが彼の芝居を見抜いたうえでの悲しみの声ばかりだった。なんとなく安心した。彼も周りに対しては、ちゃんと人間だったのだな、と。
加藤和彦。安らかにお眠りください。
最後に生で歌声を聞けてよかったな…と、心から思っています。
それにしても、三島以来、この国には「自死の芝居」という系譜ができつつある。死までが演出されつつある。時代なのだろうか。それとも、ここには日本人的なるものがあるのだろうか。
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