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20の技術に整理せよ

夏休みが終わろうとしている。

前にも書いたことだが、この夏休みは、7月25日(土)の「国語科授業改革セミナー」に始まり、「教師力BRUSH-UPセミナー」「日本文学協会・国語教育部会」「授業づくりネットワーク09東京」を通って、8月22日(土)・23日(日)に最後の「中学校・学級経営セミナー」「国語科授業づくりセミナー」と研究会で終わる、という日程だった。

ただ、これまでの研究会提案はすべて、これまでの「溜め」を発表するだけの研究会であり、研究会準備をしていても新しいものを生み出すという作業はほとんどなかったと言ってよい。特に東京での二つの提案はその趣が強かった。東京での一週間は「人に会う」という点ではとても有益だったが、研究的にはほとんど何も生み出すことはなかった。せいぜい、自分の提案がどのように受け取られるかということを知ることができる、それだけだった。

今週にはいって、「中学校・学級経営セミナー」と「国語科授業づくりセミナー」の準備に取り組んだ。両方とも「ステージ発表を構成する20の技術」「物語・小説で習熟させるべき20の技術」という、「20の技術もの」である。

実は、この二つが有益だった。

「ステージ発表」の方は、これまで、自分が無意識にやっていたことについて、過去の映像をチェックして、一つ一つ顕在化しながら20の観点にまとめるという作業である。自分がこれまでなんとなく、当然のようにやってきたことを一枚一枚剥ぎ取って行き、それを分類して整理し直す。常に使っている技術と、ステージ発表の質に応じて使ったり使わなかったりしている技術との違いも自分で捉えることができた。過去に自分がやってきたことが、いまの自分にとっての〈教材〉になっている。そんな感じである。

「物語・小説の言語技術」の方は、ほぼ10年前にまとめたものを大幅改訂し、バージョンアップさせるという作業である。これは今後、ぼくがライフワークとしている「言語技術教育」と「文学教育」の融合について詰めて考えていくうえで、かなり大きな意味をもつ「中間整理」になった。これをまとめるのに三日三晩かかったが、この内容をそのまま一冊にすることができそうなくらいに、整理することができた。

この二つのセミナーには、ぼくといっしょに演劇活動や研究活動をしてきた人たちに聴かせたい、そんな内容になった自負がある。もしもお時間があったら、どうぞご参加ください。

夏休みの最終週に、自分自身がある程度満足することのできる仕事ができて、「本当によかったな」と思う。

これというのも、数ヶ月前に、自分に対して、自分自身で「20の技術」という企画を課しておいたことが幸いしている。「夏休みには20の技術を整理せよ」という課題を未来の自分に与えておいた、数ヶ月前の自分に感謝である。

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