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静かな声

「研究集団ことのは」の例会。たぶん3ヶ月ぶり。

学期末の忙しい時期なので、準備がいらないように期末テスト問題と模範解答、1学期の生徒ノートのコピーで、各々が授業観・評価観を提案。資料を見て、話を聞いていると、オリジナルメンバーというか古参メンバーが急激に、そしてダイナミックに成長しているのが感じられる。

変ないい方だが、自分も含めて、森くんや山下くん、小木さん、對馬くんあたりによどみがない。期末テスト問題を見ただけで、或いは生徒のノートを見ただけで、その人が何を目標として何をしようとしているのかが伝わってくる。もちろん細かなことを言い出せばきりがないのだが、それでもブレのない、一貫性のある4ヶ月を過ごしていることよくわかる。

しかし、手前味噌にこういう認識をもったときが、もってしまうときが、実はいちばん危険であるということをぼくは知っている。こういう認識をもつのを抑制できないとき、組織ってのはどうしようもなく「破壊すべきとき」が近づいていることを物語っているのだ。

活動を休止しようとか、解散しようとか、そういうことではない。

組織をぶっこわすべきだということではないのだ。「ことのは実践」の質をぶっこわさなくてはならない時期が近づいているのであり、「ことのは理論」をぶっこわさなくてはならない時期が近づいているのだ、という意味である。そういう新たな段階を視野に入れ始めなくてはいけないよ、ということである。

そういう静かな声が聞こえてきた、そんな例会だった。

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