シンプルに捉えるということ
最近、研究会講座用にPPTをつくっていて、そのスムーズさに自分自身で驚くことがある。
PCに慣れたとか、PPTを使い慣れたとかいうことではない。語るべき内容がスラスラと出てくるのである。自分の語りたいことというか、自分の教育観というか、実践観というか、それらが知らない間に整理されていたのだと思い知らされる。
しかもそれらは、自分でも驚くほどにシンプルな言葉で綴られる。言葉をこねくりまわしたり、裏返したりということがない。かつての苦労が嘘のようだ。
そういえば、来年、教師生活も20年目を迎える。最初の10年間の実践がいくつかの著作になって、10年やり続けると大きな展開があるのだなあと思ったものだが、それと同じ期間がもう一周過ぎようとしている。他人の評価もあまり気にならなくなってきた。自分は自分の道を進む、と。
「ああ、新しい境地なのだなあ」
そう感じる今日この頃である。
シンプルに捉えるということ。こねくりまわす必要も、裏返す必要もない。新しい境地とは、たったそれだけのことである。
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コメント
本日は、為になる講座、ありがとうございました。
物語の構造、ノート指導、教材研究の在り方、と今後に活かしていかなければならないことばかりでした。
申し遅れました、ウサギとカメの話を聞かせていただいた者です。
現在は初の6年生の担任をしています。今日学ばせていただいたことをもとに、中学校への橋渡しをしていきたく思います。
投稿: 田﨑 順一郎 | 2009年7月25日 (土) 18時37分