さとらんど
妻が炊事遠足の下見に行くというので、運転手がてらついて行った。
自分も炊事遠足を控えている。場所は滝野。妻の行き先はさとらんど。場所によってどのくらいの違いがあるのか、ちょっとした興味もあった。
さすがゴールデンウイークの最終日。家族連れ、学生の群れ、見るからにヤンキー、見るからにやくざの大家族、などなど、いってぱいいた。駐車場もいっぱい。おそらく今日、さとらんどにいた人間はゆうに万を数えていたはずだ。
いろいろ見ながら歩いているうちに、ときたま、退屈そうに、或いは疲れているように、もっと言えば「本当はこんなところに来たくなかったのに」という心情を体中で表現しながら寝転がっているお父さんが散見されるのに気づいた。
道すがら数を数えてみると11人。まったくかわいそうな話である。
もう一つ目を引いたのは、そういうお父さんの横にいるお母さんと子どもたちが、やたら元気にはしゃいていること。お母さんと子供たちだけで独自の空気をつくっている。その空気にお父さんははいっていない。はいる余地もない。きっと、お父さんはとことんあの怪獣のようなお母さんに精気を吸い取られてしまったに違いない。明日から仕事だというのに……。
穿った見方だろうか(笑)。
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