再び、学年集会
学年集会。学年協議会主導の学年集会である。
プログラムは以下の通り。
1.開会の言葉
2.野外学習実行委員会紹介ビデオの上映
3.野外学習実行委員長のお話
4.野外学習イメージビデオの上映
5.各学年委員長のお話(総務・生活・文化・保健・体育・図書の6名)
6.校歌練習
7.学年主任のお話
8.閉会の言葉
今回の学年集会の特徴が幾つかある。
一つは、ビデオを2本立てでつくったこと。一つは上篠路時代にもつくったことがあるが、野外学習実行委員会のプロモーションビデオ。「空も飛べるはず」に載せて、「白線流し」のオープニングの真似ををして一人一人を紹介していき、後半に実行委員会の活動の様子をつなげていくもの。
もう一つは、教師団による下見の映像を「威風堂々」に載せたもの。かまどづくり・火おこしから炊事・食事・片付けまでをユーモラスにつくったものである。途中に「ボラギノール」のCMを入れて笑いをとることも忘れない。
二つめは、登壇した生徒のスピーチがすべてNo原稿であったこと。5連休で原稿を書かせて先週の木曜日に添削、金曜日に原稿を確定し、土日で暗記させ、月曜日にNo原稿による練習を重ねるとともに視線を意識させる。今日火曜日の昼休みに再度練習させ、6校時が本番。1年生としてはこれ以上ないという堂々たるスピーチになった。
ぼくはこの手法にずいぶん前からこだわっている。スピーチをする本人たちに対する校歌ももちろんあるのだが、それ以上に聞いている一般生徒の側に効果がある。第一に、聞く態度が格段によくなること。第二に、学年のリーダーとはこのくらいのことができる者たちなのだと、生徒たちが学年リーダーを賞賛すること。第三に、いろいろな場面で登壇するにはあそこまでやることが求められるのだという覚悟を、今後、一般生徒がもつということ。第四は第三と連動するが、今後は生徒たちの覚悟が前提となり、集会で登壇する生徒の指導が楽になるということ。第五には、これがスタートだと、今後は「もっと高めるには」と考えたとき、生徒たちからいろいろなアイディアが出てくること。第六は、教師団が生徒のスピーチ指導をはじめとする様々な特活指導において理想像を高くもつようになること。このくらいの効果がある。ぼくの中では「絶対、やるべし」という手法である。
三つめは、かなり気合いを入れて校歌練習をしたこと。今日の校歌練習のために、学年協議会の18名は、この3週間、毎日、45分程度校歌練習をしてきた。教室で歌い、廊下で歌い、階段で歌い、校長室前で歌い、そして部活動をやっている体育館で部活の声に負けないようにと歌ってきた。後半は玄関前でも歌い、通行人に拍手をもらったこともあった。今回の集会の校歌練習では、まず、この18人の歌声を披露した。
この18人の歌声を聞き、一般生徒も意気に感じたのか、音楽科教師の指導のもと、どんどん歌声が大きくなっていった。体育館に響き渡る声。聞いている我々の躰にぶつかってきて、振動を起こさせる声。さすがに300人近い生徒がまじめに歌う校歌には、けっこうな迫力があった。
今年も、リーダー育成の第一歩を踏み出した。
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