5・4・3・2・1・初
中学校・学級経営セミナーを始めて以来、参加者から講座内容に関するアンケートをとるようになった。各講座について5・4・3・2・1で評価をもらい、二行ほどのコメントをもらうという簡単なものだ。
このアンケートの最後に、今日一日をまとめて感想を、という記述欄がある。
この中に、たいへんおもしろいもの…といってはなんだが、やっぱり「おもしろい」という意外に形容できないものがあった。
ある登壇者の講座に対して、ある若い参加者から「○○先生の講座は初任研講師みたいだった」という感想があったのである。
おそらくこの登壇者の話が抽象的で固いと思われたのか、本からの引用が多かったためにそういう印象をもたれたのか、そんなところだろうと思う。
この登壇者がえらくショックを受けていた。「研究集団ことのは」というのは、初任研講師みたいな話をせず、本音で即実践につながる内容を、わかりやすく、かつおもしろく研究していこうというのが設立の趣旨である。もちろん、中学校・学級経営セミナーもその趣旨で開催している。
その講座に対して、「初任研講師みたい」とは(笑)。
まあ、初任研もいろいろ工夫するようになってきているのだろうし、ぼくらも年をとって内容が固い場合も出てきているしで、双方の要素に重なりが出てきたのだろう。
それにしても、「初任研講師みたい」とは(笑)。笑えた。
次回のセミナーから、講座の評価を「5・4・3・2・1」だけじゃなくて、「5・4・3・2・1・初」という選択肢にしてみては?というネタで、小宴はやたらと盛り上がった。「初」はもちろん、「初任研講師みたいだった」の意である。
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