無常
新聞報道によると、真駒内、真駒内曙、真駒内緑、そして真駒内南の四つの小学校の統廃合案がまとまったらしい。四つの学校の校区を統合した上で、南北に二分割するということだ。校舎は四つの小学校のうちの二つをそのまま使うとのこと。普通に考えれば、真駒内緑と真駒内曙になるような気がするのだが、どうなることやら。
実はぼくは真駒内南小学校の出身である。
空澄みわたり風かおる 緑豊かな街並みの いつも明るい真駒内南
漢字か仮名か、書き方は定かではないが、校歌の歌詞はすべて覚えている。中央公園や泉町公園をちかくにもち、五分も歩くと真駒内川が流れる。オリンピック時期に売り出された住宅地の一軒家群、市営住宅群、そして道職員と道警の官舎群で校区が構成されていた。
小学校四年のとき十周年行事があって、グラウンドにタイムカプセルを埋めた記憶がある。
10歳のときに十周年ということは、つまりはこの学校がぼくらと同い年ということだ。今年、43年目を迎えているはずである。
ぼくらが43年目を生き、仕事にも脂がのりはじめたとき、真駒内南小学校は43年目を迎え、統廃合の話に地元が一喜一憂している。
なんとも言えぬ、何とも言いようのない「無常」を感じる。
ぼくらが卒業製作で彫った校歌の歌詞は、いまも校舎のどこかに飾られているのだろうか。
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