見通し
相も変わらず、生徒のビデオをつくっている。
今回は野外学習の学年集会用に、PVを兼ねた学年協議会メンバーの紹介ビデオである。上篠路では学校祭時期に特化してつくっていたのだが、あまりに暇なので、またビデオ編集ソフトも買ったので、日常活動でもつくってみようと思ったわけである。
機能も書いたが、新しい編集ソフトは操作が簡単で、意外とスムーズに思い通りのビデオができていく。
実はもう一つ気づいたことがある。
これまでは学級数が少なくて、学年協議会メンバーのビデオをつくろうとしても、4学級8人の映像を撮れば良かった。今回は9学級18人の学級代表がいる。彼らの映像をひと通りカメラにおさめるだけでもひと苦労である。
今日撮影したのは、一人欠席生徒がいたので17人分だったのだが、17人も撮って編集していると、堂々とスピーチする子が意外と照れ屋の表情を見せていたり、おとなしい子が堂々と演技をしていたり、ふだん固い表情をしている子が意外にもノリノリの動きを見せたりと、生徒個々に関する気づきが多い。
今年の学年協議会は徹底した声出しと、徹底したNo原稿と、徹底したPVづくりと、三本立てで進めている。この学年を「歌声を響く学年」に、「人前で堂々とスピーチをする学年」に、そして「映像をいじれる学年」にしようという目的をもっているからである。そのために、学年協議会に毎日、大きな声で校歌を歌わせ、スピーチをさせ、ビデオ撮影を楽しませている。
こうした活動の中で、まずは学年協議会メンバーが、大きな声で歌を歌うことを当然と思うようになり、さりげなく自分の言葉でスピーチができるようになる。また、ドラムとは何か、プロジェクタとDVDはどうつなぐのか、撮影のときの光をどの程度意識しなければならないか、カメラアングルをどう設定するか、なんていうことを無意識的に学んでいくことになる。
今年は、何より合唱コンクールの成功を、また学年集会の堂々たるスピーチの連続を、そして学級PVコンクールという学年独自の取り組みを目指している。
見通しをもたなければ、いま何をしなければならないかなんてわかりっこないのだ。
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