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訃報がはいった。同い年の友人のご母堂が亡くなったのだ。

ぼくらの親世代は、多くが昭和10年代生まれ。戦時中に幼少期を、そして戦後の混乱期に青春期を迎え、少しずつ物に満たされていく中で、我が子にだけは物の不足の苦労をさせたくないと感じ、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・マイカー・ビデオ……と新しい物が次々に開発され普及していくのを目の当たりにした世代である。それでいて、青春期にはまだまだ貧しく、進学を諦めざるを得なかった経験をもつ者が多い世代でもある。更には、大家族の風習が崩れ、その多くが核家族化を選び、我が子に老後の面倒を見てもらうのは避けたいと思うようになった世代でもある。まさに、日本が豊かになり、それに伴って日本の精神が変容していく、そんな時代の風を真正面から受け止めた世代である。

とうとうそんな世代の「番」が来た。そういうことなのだ。

ぼくらの「番」が来るまで、あと30年といったところだろうか。医療の発展がそれを10年遅らせるだろうか。果たしてそれは幸せなことなのだろうか。そんなことを考える時期に入りつつある自分を感じる。

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