遊び感覚
学年末テストが終わった。
今回の学年末テストは学級編制の資料にするので、5教科については、①バランスの良いテストをつくること、②平均点を60点前後にすること、という二つの縛りがかかっていた。
悪ノリして、だれが最も平均点を60点に近づけられるかという賭けもしていた。不謹慎ではあるが、負けた人間は学級編制データをPCに全学級分打ち込むという罰ゲームである。
ぼくのテストの平均は62.4点。2位だ。
ぼくのテストも含めて、60点前後に4教科が集まった。たいしたもんだな、と思う。
賛否両論あると思うが、こんな遊び感覚がすべての職場に欲しいものである。平均点を60点にするために、5人の教科担任が考えたことは、そのへんの研修会で学ぶことよりもずっと広く、ずっと深く、従ってずっと価値がある。遊びながらそんなことを考えられる機会というのは、そうあるものではない。
職員室から「遊び感覚」がなくなって、十数年がたつ。
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コメント
私のブログへのお出まし、ありがとうございました。そちらにも書きましたが、1年前?2年前?の2月の累積国研に、仙台から参加させていただいた同じ年齢の者です。
ブログで初めに先生のことを載せる前、何度かメールで連絡を試みましたが、うまくつながらず、「この内容なら迷惑がかからないだろう」と勝手に判断しつつ何度か紹介させていただいておりました。
さて、「遊び感覚」。
確かに減りました。私の感覚では、特にここ7~8年で。
飲み会もほとんどなくなり(家族持ちの比率が高まったことなども影響?)、先生方で作っていたスキー・クラブも消滅、私の主宰するアウトドア・クラブ(外で飯を作って食べるだけですが)もほとんど活動がなくなり・・・。
で、先日、3年生の送別会で、ちょっと遊びました。10年ぶりくらいで、生徒の前でバンド演奏をしたのです。練習も含め、職員室内では温かい視線と煙たがる視線とを感じながら本番に臨みました。生徒は概ね喜んでくれたようです。
学校に笑顔がちょっと増えた(?)一日でした。
投稿: 佐々木幸司 | 2009年2月20日 (金) 03時56分