パーソナル・メディア
ある本を読んでいて「パーソナル・メディア」という語と出会った。携帯電話やパソコン、コンピュータ・ゲーム、テレビ、ラジオなどを総称して「パーソナル・メディア」と呼ぶそうだ。一般的にどの程度普及している言葉なのか、ぼくは知らない。ふつうの人には当然の用語なのかもしれない。でも、この語を目にして目の前が開けた感じがした。
人は「パーソナル・メディア」と対峙する時間が長くなるとともに、無意識に他人をも「パーソナル・メディア」として扱う癖がついてしまったのだ。そしてそれに慣れてくると、他人によって「パーソナル・メディア」として見られている自分をも意識するようになる。それが傷つけ合わない人間関係、空気を読み合う人間関係をつくるに至ったのだ。
たったひとつの言葉がいろいろなことを気づかせてくれることがある。語彙とはそういうものである。
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