今月のお知らせ/2012年6月

6月です。修学旅行です。安比に2泊、浅虫に1泊です。農業体験と学級別選択コースなので、日程的には割と楽な修学旅行です。それが終われば期末テスト、評定作業、そして今年は勤務校の新校舎への引っ越しと進んでいきます。夏休みの研究会もびっしりですから、忙しい夏になりそうです。

【書籍・出版関係】

9784761918842新刊『教室ファシリテーション10のアイテム・100のステップ~授業への参加意欲が劇的に高まる110のメソッド』堀裕嗣著・学事出版・2012年3月/第二刷になりました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。

教室ファシリテーションセミナーでお逢いできればと思います。

9784761918484s生徒指導10の原理・100の原則~気になる子にも指導が通る110のメソッド』堀裕嗣著・学事出版・2011年10月/第四刷になりました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。

生徒指導関係の講演や講座を依頼されることが多くなりました。有り難いことです。今後ともよろしくお願いいたします。

9784761918088学級経営10の原理・100の原則~困難な毎日を乗り切る110のメソッド』堀裕嗣著・学事出版・2011年3月/第四刷になりました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。

『必ず成功する「行事指導」魔法の30日間システム』(明治図書)と『スペシャリスト直伝!中学校学級づくり・成功の極意』(明治図書)を脱稿しました。現在、『一斉授業10の原理・100の原則』(学事出版)と『教室ファシリテーションへのステップ~音読~』(書名検討中/「研究集団ことのは」共著/明治図書)を鋭意作成中です。どれも夏から秋にかけて上梓できると思います。

この他にも、「教室ファシリテーションセミナー」のDVD企画のシリーズ化をはじめ、来春の上梓を目指して、僕の主要コンテンツの書籍企画をいろいろ書き進めています。

【研究会関係】

私に関係する6~7月の研究会をご案内させていただきます。お時間が許せばお越しください。6月は執筆専念と修学旅行準備のため登壇を控えています。

2012年6月16日(土)/「研究集団ことのは」6月例会/堀自宅/ご入会希望の方はご連絡下さい。ただし、中学校国語教師に限ります。

2012年6月20日(水)/日高教育研究所教育講演会/新ひだか町公民館

2012年7月7日(土)/教師力BRUSH-UPセミナーin旭川/桑原賢・小林智・堀裕嗣・松田剛史

2012年7月14日(土)/第1回学級づくりプログレッシヴセミナーin東京学級づくりと授業づくりの勘所/講師:堀裕嗣・山田洋一/参加費:3000円/上智大学

2012年7月15日(日)/第1回教室実践力セミナーin東京学級づくり&授業づくりの原理原則・ALL堀裕嗣セミナー/講師:堀裕嗣/東京都内

2012年7月21日(土)/「研究集団ことのは」7月例会/堀自宅

2012年7月30日(月)~31日(火)/北の教育文化フェスティバル

その後の予定はこちら

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その後の予定

【その後の予定】

現在、本決まりになっているものだけを挙げていきます。この他にもいろいろな場で登壇の予定がありますが、日程が確定し次第、随時追加していきます。内容も決まり次第、随時追加していきます。

2012年8月4日(土)~5日(日)/道徳授業改革セミナーin東京

2012年8月5日(日)/中学校道徳授業学級づくりセミナー/合田淳郎・田中利幸・原口栄一・堀裕嗣・桃崎剛寿/中野サンプラザ

2012年8月6日(月)/三重県四日市職員研修講座/学級経営10の原理・100の原則~困難な毎日を乗り切る110のメソッド/13:00~17:00/四日市市総合会館7F第1研修室

2012年8月7日(火)/教育の達人セミナーin神戸/兵庫県神戸私学会館

2012年8月25日(土)/第19回中学校学級経営セミナーin札幌

2012年8月26日(日)/第19回中学校国語科授業づくりセミナーin札幌

2012年10月6日(土)/累積科学国語教育研究会in東京/多賀一郎・堀裕嗣

2012年10月7日(日)/第6回教室ファシリテーションセミナーin東京/堀裕嗣・山下幸

2012年10月13日(土)/道徳授業改革セミナーin札幌/講師:佐藤幸司・堀裕嗣・桃崎寿剛・山田洋一/札幌市内

2012年10月14日(日)/第2回学級づくりプログレッシヴセミナーin札幌/講師:佐藤幸司・堀裕嗣・桃崎寿剛・山田洋一/札幌市内

2012年11月10日(土)/東京都内

2012年11月11日(日)/日本生徒指導学会第13回大会/国立オリンピック記念青少年総合センター

2012年11月17日(土)/新潟市内/ファシリテーション関連研究会

2012年12月22日(土)/第3回学級づくりプログレッシヴセミナーin名古屋/講師:堀裕嗣・山田洋一/名古屋市内

2012年12月23日(日)/明日の教室・東京分校/東京都内

2013年1月14日(日)/中学校学級経営セミナーin熊本

2013年2月2日(土)/中学校学級づくりセミナーin東京

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5月27日(日)

1.授業が幾つかのユニットに分かれている─二一世紀に入って、そうした授業の在り方が数多くの現場教師から提案されるようになりました。子どもたちか45~50分の一単位の授業時間に対して、集中力を持続させるのが難しくなってきているという現状認識のもと、現代的な子どもたちに対応する方法として現場教師が編み出した授業スタイルです。一般に〈ユニット型授業〉と呼ばれています。

2.〈ユニット型授業〉は、相互に直接的には関係していない授業パーツを幾つか組み合わせる〈オムニバス型授業〉と、一つの指導内容を学習活動や思考形態の差を意図的につけることによってユニットを形成していく〈ユニットプログラム型授業〉とに分かれます。

3.例えば国語であれば、前者は①漢字5分→②発声練習3分→③ペア・デイスカッション7分→④教科書の音読10分→⑤グループディスカッション10分→⑥作文技術5分→作文10分のように、一時間の授業パーツがそれぞれ独立しているような授業形態です。毎時間、同様の授業形態をとることによって、モジュール学習のように一定の期間で学力を形成していくことを目指します。

4.これに対して後者は、一単位時間の課題は基本的には一つで従来の授業の在り方に近いのですが、学習活動が細分化されているというタイプの授業です。例えば、①音読5分→課題設定5分→課題解決方法の解説10分→個人解決5分→グループディスカッション10分→シェアリング5分→課題解決作文10分のような授業形態です。学習活動としては一つ一つのユニットに分かれているのですが、一単位時間の指導内容としては一貫性がある、そういう授業形態です。

5.いずれを採用するかはそれぞれの教師の教育観や授業観、児童生徒観によるというのが現実ですが、このような〈ユニット型授業〉の意識をもちないことには、現代の子どもたちには対応しづらいということだけは確かです。

6.私は後者を採用しているのですが、こうした一貫性のある指導内容を学習活動として細分化しながら、一時間全体としては子どもの思考過程を広げたり深めたりしていくことを目指す、こうした授業のつくり方を〈ユニットプラグラムの原理〉と呼んでいます。

7.『一斉授業10の原理・100の原則』の第1章「ゴールイメージの原理」「フレームワークの原理」「メインターゲットの原理」「ユニットプラグラムの原理」の四つが書き上がりました。16頁分、第1章の4割を書き上げたことになります。この紙幅で情報量の多さをどうおさめるかに苦労しています。

8.ここ1ヶ月間、瀬木貴将を聴き続けている。原稿がはかどる。とてもリラックスできるのが良い効果を上げているのだろうと思う。なんとなく、幾つかの執筆を同時進行で進めていく原稿の書き方にもこなれてきた感じ。別々のテーマに同時に取り組んでいると相乗効果も実感できる。思わぬ副産物である。

9.古くから教師の指導言の王道は〈発問〉だと言われてきました。良い〈発問〉をつくることが教材研究の王道であり、良い〈発問〉さえつくれば授業は自ずから機能する、そう主張されてきたわけです。世に〈発問研究〉の本は溢れていますし、有名な実践家の優れた〈発問〉もずいぶんと追試されてきました。しかし、私はこの発想が基本的に間違っていると思います。

10.教師の指導言には〈発問〉と〈指示〉と〈説明〉の三つがあります(『授業づくり上達法』大西忠治・民衆社・一九八七年四月)。皆さんはこの三つのうち、教師の指導言として、どれが最も大切だと感じるでしょうか。

11.〈説明〉〈指示〉〈発問〉は次のように捉えるとわかりやすいと思います。【説明】授業のフレームや、〈指示〉〈発問〉の前提をつくる指導言/ 【指示】子どもたちの行動に働きかける指導言/【発問】子どもたちの思考に働きかける指導言

12.つまり、〈説明〉は、授業自体の〈フレーム〉を規定したり、〈発問〉や〈指示〉の前提となったりする指導言であり、〈説明〉なくしては〈発問〉も〈指示〉どころか、授業の〈フレームワーク〉自体が揺れてしまう、重要な〈ブリーフィング〉なのです。

13.私はこうした〈説明〉〈指示〉〈発問〉といった指導言の機能性を操作することを〈ブリーフィング・マネジメント〉と呼んでいます。〈ブリーフィング〉とは「これから発生する事象について、事前に意識合わせをすること」を指しますが、この〈意識の共有化〉〈前提の共通理解〉をどのようにつくっていくかが一斉授業ではとても大切になります。これを意識しない授業、この意識の甘い授業は、まず間違いなく「授業がにごる」という状態に陥ります。

14.一斉授業の在り方を貫く五つの原理の執筆を完了。「ゴール・イメージの原理」「フレームワークの原理」「メイン・ターゲットの原理」「ユニット・プラグラムの原理」「ブリーフィング・マネジメントの原理」の五つです。これから一単位時間をどう構成していくかという五つの原理の執筆を開始します。「インストラクションの原理」「スモール・ステップの原理」「グループワークの原理」「パーソナライズの原理」「ポートフォリオの原理」の五つです。早く完成させて、イクタケマコトさんに漫画を描いてもらいましょう。

15.いま数えてみると『一斉授業10の原理・100の原則』が僕の単著の10冊目になることがわかりました。順調にいけば来年度の前半には20冊に到達することが決定していて、その意味では通過点に過ぎませんが、それでも10冊目というのは記念すべき本に感じます。妥協しないで書こうと思いました。

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5月26日(土)

1.目が覚めた。2:51。窓を開けると涼しい風が部屋を通り抜ける。外は驚くほど静かだ。珈琲がひと口ごとに胃に沈んでいく。瀬木貴将が似合う夜だ。

2.1球目は外角低めに赤い直球を投げた。2球目は内角低めに青い直球を投げた。3球目は外角低めに黄色いスローカーブを投げた。4球目は内角高めの緑の直球である。そして5球目は外角にボール気味のスライダーを投げることに決めた。

3.3:14。静かな夜を突き破るように激しい雨が降り出した。それでも瀬木貴将が似合う夜だ。

4.『一斉授業10の原理・100の原則』を執筆中です。先週、プロットも確定し、第1章はこの連休で脱稿の見込みになってきました。でも、これから執筆をひと休みして、日ハムvs中日を観戦しに行きます。11:22。僕はもちろん、中日サイドで応援します。

5.拡散希望/定員50/残席26/今度はこのセミナーです!】室実践力セミナーin東京/学級づくり&授業づくりの原理原則・ALL堀裕嗣セミナー /2012年7月15日(日)/講師:堀裕嗣/参加費:5000円/会場:上智大学(予定)

6.春休み。新しい学年も決まりました。四月から新しい学年、新しい学級でどんなことに取り組もうかとあれこれ考えます。少しでも教材研究しておかなくちゃと考えます。まずはどんな教材から始まるのだろうと教科書を開きます。ふむふむ。なるほどなるほど。私はまず、これが間違っていると考えています。

7.どんな教材から始まるのか。それを確認して教材研究をする。すると、その教材の特性ばかりが目につきます。あれもできる、これもできる。あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ。新学期は教師にとってもっともやる気のある時期です。なんでもできそうに感じてしまいます。そんな時期に第一教材の特性をあれやこれやと見つけてしまう……実はそれが、焦点の定まらない、散漫な授業への第一歩となります。

8.最初に教材研究する教材、それは年度の最後の教材です。例えば、四月から四年生の担任に決まったとしましょう。教科書の最後の教材を見たとしましょう。すると「ごんぎつね」だったとしましょう。この教材をよく読んでみる。そして、自分は四年生の担任として、三学期にこの教材でどんな授業ができたら満足なのか、この教材でどんな授業が展開できたら子どもたちを育てられたと自信をもって言えるのか、それを具体的にイメージしてみる。まずはこうした〈最終目標〉をできるだけ具体的に意識してみるのです。一年をここから始めるのです。

9.『一斉授業10の原理・100の原則』を書き始めました。第一原理は「ゴールイメージの原理」。30分程度で4頁が書けました。こうした授業カリキュラム論は専門中の専門なので、割とすぐに書き上がりそうです。書いてみると、自分は学級経営や生徒指導ではなく、授業の専門家なのだと実感します。

10.札幌ドームはドラゴンズが良い勝ち方をしました。山内が6回までほぼ完璧なピッチングでした。良い若手が出て来たものです。ブランコも4打数4安打。タイムリーもありました。岩瀬も万全の締め方をしました。強いなあ…と感じました。日ハムでは陽が良い選手になったなあと感心させられました。

11.一斉授業だからと言ってどれも教え込みであるとか、どれも講義形式であるとか、どれもスキル学習であるとか、そうした固定的なイメージを抱いてはいけません。一斉授業にも〈目的〉によって〈フレーム〉があります。授業が上手いとか下手とかいう〈質〉の話ではありません。あくまでも〈目的〉応じた〈フレーム〉の違いです。

12.今次の学習指導要領において、「習得」「活用」「探究」というキーワードが提示されました。現在、だれもが意識しているキーワードですから、読者の皆さんもご存知のことと思います。例えば、この「習得」「活用」「探究」が私の言う〈フレーム〉の一つです。「今日は習得の授業である」とか「この一時間は活用の一時間である」とか「これから三時間かけて探究型の授業を行う」とかいった、一時間一時間の授業に対して〈フレーム〉意識をもちましょう、それが一斉授業をつくる原理の2「フレームワークの原理」です。

13.来月発売される「教室ファシリテーションセミナーin京都」DVDの映像チェック。今日は第3講座の「教室にOSTを導入する」の映像をチェック。これでDVDの映像チェックをすべて終えた。あとは平井さんの編集完了と発売を待つだけである。

14.「研究集団ことのは」の「教室ファシリテーションへのステップ1・音読編」の原稿が続々上がり始めている。たいしたものだ。この本は割と早くできそうな雲行きになってきた。「ことのは」の国語関係の本としては実に10年振りの著作になる。感慨も一入である。早くできないかなあ。

15.少しだけ本書を読むのをやめて、あなたが今日やった授業を想い出してみましょう。今日が休日だというのならば、昨日の授業でも一昨日の授業でも構いません。とにかく最近行った具体的な一時間の授業を思い浮かべて欲しいのです。そして、考えてみてください。「その授業の指導事項は何ですか?」

16.あなたが教材名で答えたとしたら、それは指導事項に関する意識がないということです。あなたが幾つもの指導事項を挙げたとすれば、それは指導事項が散漫であり、おそらく授業も散漫だということを意味しています。あなたが指導事項を一つだけ明快に答えられたとしたら、本節を読む必要はないかもしれません。あとはその指導事項をどれだけ具体的に答えられたかということだけが、あなたが今後追究すべき「指導事項意識」になると思います。

17.教師は一時間一時間の授業において、「今日の指導事項はこれだ。これだけは子どもたち全員に理解させ、取り組ませ、定着させるのだ」という明確な意識をもって臨むべきです。このように一時間の指導事項を具体化することを、私は〈メインターゲットの原理〉と呼んでいます。

18.『一斉授業10の原理・100の原則』を書いている。うーん。これは読者が離れるなあ。前著3冊に比べて断じて質は下がっていないが、明らかに難しくなっている。いまどき、若い人たちがここまで考えて授業ができるとはとても思えない。困った。でも、一応硬派を売りにしているシリーズだからいいか。

19.この本はこれまでの著作の中で、最も「堀裕嗣らしい本」になるなあ。吉と出るか凶と出るか楽しみだなあ。でも、予想としては断然「凶」だな(笑)。

20.そうか。第1章では難しいこと書くけれど、第2章では徹底的な技術主義で書けばいいんだ。そうだ。そういうことにしようじゃないか。

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『必ず成功する「行事指導」魔法の30日間システム』目次

まえがき

第Ⅰ章 時代の変容と学校行事

1.行事指導が難しくなった
2.演劇・合唱は終焉に向かっている
3.演劇・合唱の指導力がこれまで以上に必要になる
4.価値を語り、技術を身につける

第Ⅱ章 合唱コンクール指導の30日間システム

Ⅰ 合唱コンクールに臨む心構え
1.合唱コンクールがコンクールであることを意識する
2.学級担任のやる気が生徒のやる気を左右する
3.各パートの音、曲想まで頭に入っている定番曲をもつ

Ⅱ 合唱コンクールの選曲
1.合唱コンクールは選曲で半分が決まってしまう
2.ユニゾンから入る曲を選ぶ
3.発達段階に応じてユニゾンを応用していく
4.発声練習箇所のある曲を選ぶ
5.強弱のはっきりした箇所のある曲を選ぶ
6.発達段階に合った歌詞の曲を選ぶ
7.得意分野では自分なりに工夫する
8.学級の実態に合った曲を選ぶ

Ⅲ 合唱コンクール練習以前の準備
1.年度当初に学級の実態を把握する
2.一歩リードする雰囲気をつくる
3.担任の得意な曲を選ぶ
4.指揮者は個人能力の発揮よりも成長機会であると心得る
5.伴奏者は二番手ピアニストをあてる
6.パートリーダーは二人ずつ選出する
7.決意の表情とポーズを決めて学級写真を撮る
8.個人用楽譜は丁寧に製本する
9.夏休み前に個人CDを配付する
10.夏休み前に副担任の協力を仰いでおく

Ⅳ 合唱コンクール練習週間の第1週
1.2学期始業式に1学期末の空気を想い出させる
2.音楽の時間に担任もいっしょに参加する
3.最初に全パートをあわせてみる
4.毎日、最後に全体合唱をしてビデオ撮影する
5.練習1日目でパート練習の基本パターンを確立する
6.歌詞のイメージから強弱をつけて音を取る
7.ビデオ撮影は次の日への仕掛けである
8.初日から飛ばしすぎない
9.声量を上げる

Ⅴ 合唱コンクール練習週間の第2~3週
1.生徒の耳を鍛える
2.歌詞をはっきり歌わせる
3.鼻濁音をつくる
4.曲想をつける
5.最後には音楽の先生を頼る

Ⅵ 合唱コンクール練習週間の第4週・当日
1.合唱曲に対する気持ちをあらためてつくる
2.課題をもって歌い込む
3.学級別交流会の体験を積む
4.本番当日に少しだけテンポを上げる
5.直前ミーティングは静かなトーンで行う

第Ⅲ章 ステージ発表指導の30日間システム

Ⅰ ユニット型ステージの構成法
1.ステージ発表は花形である
2.演劇型ステージには二つのデメリットがある
3.二つのデメリットには理由がある
4.ユニット型ステージ発表のすすめ
5.全体としてポジティヴな雰囲気を醸成する
6.大規模なユニット型ステージは学年発表で行う
7.一つのユニットを4分程度におさめる
8.生徒のタイプによってユニット構成を考える
9.1秒たりとも「無駄な間」をつくらない

Ⅱ 演劇型ステージの構成法
1.演劇とは主人公の成長物語である
2.トリック・スターを印象的に描く
3.脇役が主人公の価値を決める
4.登場人物の特徴を具体的に把握する
5.物語の全体構造を具体的に把握する
6.場面には重要度の違いがあり優先順位の違いがある
7.オープニングを派手につくる
8.トリック・スターの登場を派手に演出する
9.最終場面は感動的に幕を閉じていく
10.大道具はできるだけつくらないことを原則とする

Ⅲ ステージ発表を構成する技術
1.ステージ発表を構成するには5つの観点がある
2.演出に一貫性をもつ
3.会場の空間全体を支配する
4.効果的に場面転換する
5.格好良さとおもしろさを追究しよう
6.できるだけ早く全体像を共有することが成功への近道となる

Ⅳ ステージ発表練習に取り組む30日間
1.子どもたちのアイディアを可能な限り実現する
2.リーダー生徒に音響・照明をあてる
3.演劇型ステージはハイペースでつくっていく
4.30日間をこう組み立てる

あとがき

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5月25日(金)

1.授業は3時間。「握手」の回想場面が一つ、「握手」のルロイ修道士の人物像が一つ、「握手」の再会場面の行動描写の洗い出しが一つ。空き時間は学校運営要綱の仕事。放課後は校舎の引っ越し作業。次いで学年会。更に学校運営要綱の学校経営分、中扉の印刷。おそらく今日の印刷は1万枚を超えたはず。

2.しかし、この「人それぞれ」というテーゼは、趣味の世界や友人関係の人づきあいなら支障はないのですが、ともに仕事をする立場の人間同士となると大きな問題です。それは「人それぞれ」という言葉が、それぞれが自分の思いにしたがってそれぞれに仕事に取り組もうという意味を裏にもつからです。つまり、仕事の集団を「烏合の衆」化するのです。

3.確かに、教員集団において「人それぞれ」を認めてしまえば、他の教師の領域を侵さない限りは揉め事が起こりません。また、他の教師の領域を侵さない限りは自分のやりたいことに取り組むことができ、だれに文句をいわれることもありません。ある程度の力量があり、やりたいことももっているという教師には、とても楽な組織運営になります。

4.反面、職員室においては、致命的な二つのデメリットがあります。

5.一つは、若手教師が育たないということです。武道や芸能で用いられる「守・破・離」を持ち出すまでもなく、人の成長には一般的に「型から入って型から抜ける」という過程が必要です。この過程を通らずに大きな成果を上げられるのはごくごく一部の天才だけです。なのに、「人それぞれ」の職員室運営にはその「型」がないのです。先輩教師はみなそれぞれにバラバラのことをやっている。何が良くて何が悪いのかわからない。先輩教師に訊いてみても、「人それぞれだから自分で見つけろ」と言われる。こういうことになりがちです。

6.もう一つは、どの部所にも属さない、いわゆる「隙間仕事」が一部の良心的な教師や責任ある立場の教師が、そのほとんどすべてをかぶらなければならなくなることです。学校には「隙間仕事」がいっぱいあります。私の実感では、学校の全仕事の3割程度は「隙間仕事」なのではないか、と思われるほどです。「人それぞれ」がまかり通る職員室では、この「隙間仕事」が「仕方ないから子どもたちのために自分がやろう」「先生方のために自分がやろう」と考える良心的な教師か、教頭・教務主任・学年主任といったその「隙間仕事」の重要性を熟知している責任ある立場にある人がすべて負う、ということになりがちです。その結果、良心的な教師や責任ある立場の教師たちがパンクしてしまうのです。

7.「絶対なんてない」「人それぞれです」など、「正しすぎる論理」のうえに胡座をかいて自己満足に浸っている教師たちは、その自己満足が若手教師や良心的な教師、そして自分よりも仕事のできる責任ある立場にいる教師たちの犠牲のもとに「自分のいま」があるのだということを自覚すべきです。自分は頑張っているつもりでも、少しずつ少しずつ職場を壊しているのです。

8.この構造が見えていない、この構造に気づかない、それなのに「正しすぎる論理」を声高に主張する……。実は私は、こういう教師こそが「不適格教師」だと感じています。いいえ、「不適格教師」どころではなく、「不適格社会人」かもしれません。

9.ただしこれも、「言うは易く行うは難し」です。人は無意識のうちにこの構造の落とし穴に迷い込んでしまうものです。意図的に激しい言葉を使いながら述べてきましたが、私とてこの構造と決して無縁ではいられません。本節は私の自戒を込めた提案と受け止めていただければ幸いです。

10.どうも書き始めてみると、あっさりし過ぎているような感じがしてきた。もう一度、プロットを立て直すか。それともこのまま書き進めてみるか。でも、僕の場合、ちょっとあっさりし過ぎているなあ……と自分で思うくらいがちょうど良いという話もある。これまで自信作が売れたためしがない(笑)。

11.今週は長かった。公務では懸案事項をすべて片付け、来週末締切の仕事にも今日目鼻をつけてきた。来週の月曜には完成する。あとは期末テストさえつくれば修学旅行に行ける。今週は帰宅後も原稿執筆をさぼらなかった。疲れている。どうやら限界らしい。今日はもう寝ることにしよう。そういう日もある。

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